前回分はこちら
こんにちは!
今週は2回石の事を書かない日があって、やっと昨日から石の記事に戻ったんですが
アクセス数的にどうも石の記事の方が人気っぽいです。
たまたまですかね?私としては石好きな人が多いのは嬉しいしこのくだらない記事を見に来てくれるのはもっと嬉しいですけども!
石好きな人でまだ未経験な人は是非ミネラルショーとかミネラルフェアに行くだけ行ってみて下さい!
何も買わずともめっっっっっ・・・・っちゃ楽しいです!
そして多分何も買わないつもりで行っても結局何か買うハメになります!
首都圏だと直近で2月下旬の浅草橋ミネラルマルシェがオススメです!私も行くつもりです!
前置きが長くなりましたが本題に移ります。
早速1点目のユナカイトから。
緑とピンクの混じった感じが面白い石ですが、「ユナカイト」という石は
エピトードやクローライト(緑の部分)、フェルドスパー(ピンクの部分)が混じってこんな色合いになっている石の事を言います。
なので、正確に言うとエピトードやクローライトやフェルドスパーの混合した石って事になります。
あとは水晶なんかも混じるらしいです。水晶が混じると半透明の部分ができるらしいですが私の標本には半透明な部分ないです。残念。
エピトードについては
こちらの記事でちょっと触れてます。
そしてクローライトについては
こちらの記事で触れてます。
どっちも水晶との共生標本ですね。
エピトードもクローライトもきっと似たような地質・環境でできるんでしょう。あと水晶と長石も。
というか、どれもだいたいどこにでもある石なんでしょう。
実際ユナカイトは産出量もかなり多い石です。なんというか、ポスト大理石的な?
大理石程とは言わずとも、それなりにありふれた石っていうポジションかもしれません。
ちなみにユナカイトの名前はアメリカのユナカ山地が由来だそうですよ。
蛇足ですがこの記事を書くまでずーっと「ユカナイト」だと思い込んでました。そしてこの記事も全部「ユカナイト」で書いてて途中で気づいて全部直しました。
こういう「間違えて名前を覚える」事ってたまにありますよね。
私の友人は「カラカル(ネコ科の動物)」のことを「カルカラ」って言ってましたし。
つまりそういう事です。はい・・・。
気をとりなおして2点目のペリドットです。
例によって「売られていた名前」でラベリングしてるのでペリドットって書いてあります。
が!正確には「苦土橄欖石(フォルステライト)」と言うべきでしょう!
なぜならペリドットというのは「宝石質」な苦土橄欖石の事を指すからです。
上の写真をご覧下さい。どうみても宝石質じゃありませんからね。
しかし宝石質じゃないとは言え、強い光を当てればそれなりに良い色をしている事がわかります
どうですか?結構綺麗なもんでしょう。
宝石質なものはそれこそ自然光の下で見ても透明で綺麗で・・・って感じですが
こういうレベルの質の標本もそれはそれで綺麗だと思うんです。楽しみ方の違いというか。
マジですごくどうでもいいんですが、上の2枚の写真、サイズこそ全然違えど
内側から発行しているような光の当たり具合といい、標本の形といい
「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のラストで橋から落ちそうになったインディが
祈りを唱える事で内側から発光した時のサンカラストーンっぽくないですか?
わかんないですか?そうですか・・・
話を戻しますが、カンラン石っていうと一つ思い浮かぶのがパラサイト隕石です。
パラサイト隕石っていうのは金属質とカンラン石の混じった隕石(隕鉄)なんですがスライスした断面が物凄く綺麗です。鉄に宝石を散りばめた感じとでもいいましょうか。
パラサイト隕石に混じっているカンラン石は黄色なので厳密にいうとペリドットとは違うんですが、同じ仲間です。
非常に高価なので私は持ってないんですが
以前地質標本館に行った際に現物を見てきました。
その時の記事がこちら。
写真もこちらの記事にあるので気になる方は是非御覧ください。
最後3点目はアイオライトです!
パット見た感じ前回紹介したカイヤナイトと似たような色合いです。
違いといえばこちらのアイオライトは繊維質じゃないって事でしょうか。
色が青いんで「アオイライト」と覚えてしまいそうですが、正しくは「アイオライト」です!
間違えないように気をつけましょう。
石好きとして石の名前を間違えて覚えるなんて恥ずべきことです!言語道断です!
石の名前を思い込みで間違って覚えるなんてバカの極みです!
・・・はい。
記事を書くにあたりアイオライトの事も少し調べたんですが
なんか・・・あんまり面白い事書いてませんでした。青くて綺麗だから昔はサファイヤの偽物として流通した事もあるよーとかその程度で。
名前の由来としてはギリシャ語で「すみれ色の石」という意味の言葉から来ているらしいです。見たまんまですね。
ちなみにペリドットと同じく、鉱物としての名前は「コーディエライト」と言います。
こちらの名前の由来はフランスの地質学者であるコルディエさんが由来だそうです。
以上、いかがだったでしょうか!!?!?!????!???!?!?
来週からもどんどん綺麗で面白い石(ただし所有しているものに限る)を紹介していきたいと思いますので
どうぞよろしくおねがいします!
次回分書きました!