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コンニショワ~。
第六回浅草橋ミネラルマルシェの余韻も消え去り
通常運転に入っております。
石とは全然関係ない話なんですが4月に北海道行くんですよ私。
なんかぁ~、日本は主に東京と北海道でコロナ祭り開催中みたいじゃないですかぁ。
だぁ~いじょ~ぶかなぁ~・・・。
もう一個全然関係ない話なんですが、「海鮮エビ入りカツ」というメニューを見ました。
なんで海鮮って書いた後にわざわざエビだけ別記する?特別扱いか?エビは海鮮じゃないんか?
エビ差別反対!海鮮を平等に扱え!と、思いました。
本当にクソどうでもいいですねこの話。
という事で!本日紹介していく石は
です!!!
一点は人工石、もう一点はこれまでに標本として初回した石なので目新しさは皆無ですが
どれも綺麗なんで是非見てって下さい。
ではまず一点目、
ダイヤモンドです!!!
ゆうに10カラットは余裕であるものなので時価で5000万円はくだらないでしょう!!
うっそでぇぇぇーーーーーーす!!!!!!!!!!
このダイヤモンドにそっくりな石はキュービックジルコニアです。
人工の宝石で、まさにダイヤモンドのイミテーションとして有名な石ですね。
名前の通りジルコニア(Zr)に希土類元素をなんやかんや添加して合成するとこのような石ができるそうです。
屈折率とかがダイヤモンドと非常に近く、そりゃもうギラギラ光ります。
モース硬度も8.5とダイヤモンドの10、コランダム(ルビサファ)の9に次いで硬い為宝飾品として日常使用も可能です。
写真でも十分ギラつきが伝わるでしょうが、実物を見るとそれはもうものすごいギラつきです。
目潰れんじゃないかと思うほどです。ウソですけど。
・・・な?すげぇンだわ。
床面の黒い紙に虹が出てますね。それだけ屈折率・分散度が高い証拠です。
この石の存在意義は先述したとおり主にダイヤモンドの代替品としてですが、
代替品としての役割に足るだけのスペックは持ち合わせています。
それと、あくまでバカ高いダイヤモンドの代替品なのでキュービックジルコニア自体が高価だったら意味がありませんね。
そのへんも大丈夫です。安心してください。ウィキペディアさんによると1カラットあたり1ドル以下だそうです。
私の持ってるこの2つも1粒あたり1,000円以下だったんで1カラットあたり余裕の100円以下です。
ドル円相場にも拠るんでしょうが概ねウィキさんが言ってる通りの価格ですね。
私は人工石はコレクションにあまり加えたくないマンなんですが
(前も言った気がするけど、人の手で作ったらいくらでも綺麗なやつが作れちゃうから)
キュービックジルコニアは安かったんで「とりあえず」で買いました。
とりあえずで2個も買うか?って思うでしょうが、買っちゃったんだよなぁ・・・。
私と同じく人工石にあんまり興味が無い人も1個買って持っておくとウンチク垂れるときに役立ちますよ。安いし。
反射で緑に輝いてますね。
ダイヤモンドとクリソツでズッ友な立方晶ジルコニア君ですが、クリソツなだけで同じではありません。難しいですが見分ける方法もあります。
当たり前ですが石を構成してる元素が違うので成分分析すりゃ一発なんですが
そうもいかないので誰でもできる見分け方をいくつか紹介します!
まず1つ目はズバリ「見た目」です!
いや、見てわかんねぇから問題なんだろバカが◯すぞドブネズミがとお思いでしょう。
でも違うんです、ちゃんと最後まで聞いて下さい。ぶたないで・・・。
えー、見た目なんですが確かにダイヤモンドと区別はつきにくいです。
でもよーく比較するとキュービックジルコニアの方がなんかギラギラしてるんですよ。
ダイヤモンドもまばゆい輝きなんですが、上品というか、反射した光が虹色に見える事があんまり無い感じなんですね。
一方キュービックジルコニアは反射がギラギラしてて様々な色をばら撒く感じなんです。
上の写真でも緑に輝いてますしね。ダイヤモンドと比べられる環境なら多分見分けられると思います。
2つ目はカットです!先述しましたがダイヤが硬度10、CZは8.5とCZが硬度でわずかに劣ります。
なので、カットされたルースの面と面の間、角の部分ですね
ここをルーペなんかで拡大してよーく見るとダイヤモンドの方がシャープなことが多いです。
まぁカットは人の手で行うものなんでこの見分け方はあんまり過信しないほうがいいかもしれませんね。
3つ目の見分け方は熱伝導率の違いです。
ダイヤとCZではダイヤの方が伝導率高いです。なので息を吹きかけたりして表面を曇らせると
ダイヤはすぐ透明になって、CZはいつまでも曇ったままです。この見分け方も比較対象が無いとわかりにくいかも。
4つ目は水の弾き方です!
ダイヤは油と仲良しで水とは仲悪いのでダイヤに水滴を垂らすと弾いて水が玉になります。
一方CZは割と水と仲良しなので水滴を垂らすとジワーッと広がります。
個人的にはこの見分け方が一番ラクかな?と思います。
石好きでCZをお持ちでない方は是非安いやつを買って興味のない人に上記のウンチクを語って
鬱陶しがられましょう!
次の石です!
クォーツヘマタイトって書いてありますね。ライトの有無でだいぶ見た目に変化があって面白いです。
ところでQuarts w Hematiteと英語表記もありますが、間の「w」はなんなんでしょう?withのw?
それともクォーツ草ヘマタイトですかね?「クォーツ(笑)ヘマタイト」的な?
意味わかりません。
ちなみにラベルは買ったときに付いてたんでそのままにしてるんですが、
所謂「レピドクロサイトインクォーツ」ってヤツです。
以前に
こっちの記事でハーレークインクオーツとして紹介してる水晶のポイントと同じようなものになります。
呼び方が安定しないですよね。この石。
透明度は申し分なし、クラックもパット見た限り無さそうな品質の良いルースです。
ただちょっとカットが雑な気がする。真上から見たとき円が若干歪んでるんですよねぇ。
レピドクロサイトインクォーツって、あんまり見かけないけどそこまで激レアって石でも無いです。多分。
綺麗なやつはタンブルにされて売られてる事が多いかな?
しかしルースになってるのは結構珍しいと思います。
確か新宿ショーで買ったヤツなんですが、ルースはあんまり見ないんでちょっとお高めでしたが買ってしまいました。
横から見るとこのルースかなり分厚いというか、高さがあるルースなんですよ。
そしてレピドクロサイトのインクルがあるのは上半分というか、トップ部分のみ。
見事に2層に分かれてます。
っていうかこの2層感を出したかったから集めのカットしたんですかね?なんかそんな気がします。
もしそういう意図を持ってこの分厚いカットしたんだとしたら、
カットした人!いいね!!わかってるね!!!
ホント綺麗です。お気に入りのルースです。
っていうかお気に入りになり得ない石を買う事ってあんまりないんで大体お気に入りなんですけどね。
サイズもまぁまぁあってルーペ使わなくても結構な見応えがあります。
ベースは水晶なんでモース硬度も7あり、安定な石なので素手でベタベタ触っちゃっても大丈夫って所もイイですね!
あとこれ内緒の話なんで秘密にしてほしいんですけど、
本当はこの記事でもルース3つ紹介しようと思って写真撮っておいたんですよ。
で、その3つ目はスピネルだったんですが
過去の記事見返したらもうそのスピネル紹介してたんですね・・・。
なので今回は2点のみの紹介って事になってしまいました。
ちなみに今回撮影したスピネルの写真ですが、まぁまぁいい感じに撮れたんで
↑の過去記事に写真だけ追加しときました。もったいないからね!
綺麗にとれたから是非見て下さい!
と、いうことで!いかがでしたでしょうか!?!?
鉱物標本はファンタジックな美しさとか、地球のヤバさを感じられて好きですが
ルースはルースで宝石として単純に美しくて好きです!
もう30過ぎたオッサンなのになんでこんなに綺麗なものが好きなんでしょうね!?
不思議です!ガラス細工とかも好きだし。
きっと前世はカラスか何かだったんでしょうね。
という事でまた次回!よろしくおねがいします!
次回分かきました!