前回記事はこちら。
こんにちは。
前回の記事で東洋ルースさんの自社販売会に行ったよというような事を書きました。
今回はそこで購入したルースの紹介と、
あと東洋ルースさんに関しての勝手な見解と妄想を書き連ねて行きたいと思います。
まずは今回購入したルースから紹介したいと思います。
数が多いんで面倒くさくなった結果写真は適当です!
前回記事でも似たような写真貼りましたが
まずは購入品一覧。
ルースと呼べそうなのは10個
あとはペンダントヘッドだったんだろうと思われる琥珀、
まずはシェルカメオ。
前回も書きましたが、カメオとしか表記無いんですがおそらくシェルカメオですよね?これ。
シェルカメオっていうのは読んで字の如く、貝殻を削って作ったカメオです。
これは小さいし安いしで、華美な装飾ではないですが高級なカメオは本当に美しいです。
でも石じゃないんで高級なのはいらないかな~。
ジルコンです。
名前の通りジルコニウムを含んだ珪酸鉱物ですね。
純粋なものは無色透明ですがこれはちょっと茶色っぽい色なんで何かしらの不純物を含んでいるんでしょう。
無色のものはダイヤモンドの代用として使われる事もあったようです。
ダイヤの代用という特徴と、その名前から
人工鉱物のキュービックジルコニアと混同されがちですが
全くの別物です。ジルコンは天然石ですよ!
ピンクミスティックダンビュライトです。
これ・・・色がキレイだったんでとりあえず買ってしまったんですが
「ミスティック」と名前についているあたり、着色された石なんでしょうかね?
調べても殆ど文献が見つかりませんでした。
一応天然でピンク色のダンビュライトは存在するようですが、
ピンクと言ってもモルガナイトのような淡いピンクで、このルースのような
ショッキングなピンクでは無いみたいです。
価格(1,000円)に釣り合わない美しさ、発色の良さから鑑みて、
まず間違いなくエンハンスなり何なり、人の手が加わってる石だと思います。
ま、綺麗だからええわい。
ペリドットです。個人的に好きな石です。
ペリドットのルースは既に持ってるし、
過去に書いたこの記事でも紹介してるんで、特に書くことないです。
関係無いですが、過去に変なテンションで書いた記事を改めて読み返すとかなり恥ずかしいですね。
戒めとして残しておきます。
オパールです。
オパールも散々買ったし、既にルースも持ってて過去の記事で紹介もしてるんですが、
なんかこのオパールが目に止まってしまったので買いました。
大粒だしね。
見た感じウォーターオパールっぽい雰囲気でビッカビカな遊色こそないものの
程よい遊色が綺麗です。
またオパールか!
高くて手が出なかった石です。
今回東洋ルースさんの販売会では500円からありましたが、
「茶色い母岩の中に透明な石が埋まってるだけ」って感じで
あんまり綺麗じゃなかったので、
値段と見た目の折り合いがギリギリついたこの2,000円のルースを購入しました。
遊色は出てますがオパールの層が薄く、あんまりカンテラ感がないのが残念ポイントです。
ラリマーです。
透明な石ではありませんが、水面に反射した光のような模様が非常に美しい石です。
まるでプールの底から波立つ水面を見上げたような神秘的な色と模様ですね。
それと皆さん知ってますか?ラリマーってすげぇ高いんですよ。
それ故か偽物も多い石です。
流石に東洋ルースさんが鑑定の上で販売してるので偽物って事はないと思いますが。
それにしても粒が小さいとは言え500円でこれだけきれいな模様入りのラリマーを購入できたのは僥倖でした。
ホントは一面磨きの原石とかが欲しかったんですが、まぁ今後そういうの購入する機会があったとしても
ルースが邪魔になるって事はありませんからね。
あ、それと「ラリマー」っていうのはドミニカ産の「ブルーペクトライト」の事で、
他の産地のペクトライトはラリマーとは呼べないんですが
これ、ちゃんとドミニカ産って根拠があって「ラリマー」表記してるんでしょうね?
信じますよ?東洋ルースさん!
アパタイトです。
500円だったんで、比較用にふつーのブルーアパタイトと
ネオンブルーアパタイトの2個を購入しました。
ネオンブルーアパタイトは「なんかパライバっぽい色だぞ!?」と一時期若干有名になった石ですね。
それ意外は取り立ててどうって石でもないです。硬度も低いんで宝飾品には向きませんし。
あえて言うならいろんな色があるって事くらいですかね?
あと物によってはカボションカットにするとキャッツアイ(シャトヤンシー)が出るものもあるようです。
カルセドニーです。
もはや宝石でもなんでもない石なんですが、
見た目がかわヨですごく好みな感じだったので
500円だしまぁいいかのアレで購入しました。
グミかゼリーみたい。
あ、カルセドニーってのはアレです。玉髄です。
わかりやすく言うとメノウとおんなじです。
グリーントルマリンです。
取り立てて言うこともない普通のトルマリンです。
母岩つきの標本も以前紹介しましたね。
この記事で。
リチア電気石ってやつです。ルースも何回か紹介した気がします。
本当はクロムダイオプサイトって石のルースが欲しかったんですが
見当たらなかったので似たような色のコレ買いました。
どっちも緑はクロム由来なんでおんなじようなもんでしょう。
パープルガーネットです。
あのー、ガーネットって色々種類あるじゃないですか?
色は見りゃ分かるんですから、ラベルはちゃんと種類を書いてほしいですね。
このガーネットは色がピンクっぽい紫なんで
多分ですがロードライトガーネットだと思われます。っつーとタンザニア産とかですかね?
琥珀です。
ペンダントヘッドから外したと思われるネジ穴が空いてます。
こういうのすごーく萎えるんですが、値段が値段なので仕方のないことです。
琥珀も偽物が出回りやすく、またパッと見て偽物と本物の見分けがつきにくい石ですが
今回購入したこの琥珀は内部にグリッターと呼ばれる模様が出ているので
まず本物だと思ってよさそうです。
ちなみにグリッターというのは、琥珀の中に封入された気体が圧力によって逃げ場を無くし
魚の鱗のような、放射状の平べったい模様になったものの事です。
今回東洋ルースさんで購入した石は以上です!
ここから、東洋ルースさんについて勝手に考察していきます!
ここからほぼ全て鉱物おじとか言うキモいオッサンの勝手な妄想で話が展開していくので
真に受けないでくださいね!
私の個人的な東洋ルースさんのイメージは
「500円からルースを売っててリーズナブルでいいなぁ」という感じでした。
しかしここ最近、2ヶ月くらい前からでしょうか?ツイッターで東洋ルースさんの
公式アカウントを見るようになってから
「ルースをこんなにプレゼントしてて平気なんか?利益でるんか?」という余計なお世話的感情を持つようになり、
それに伴って「東洋ルースさんはどうやって商売を成り立たせているのか?」という事について気になってきちゃったので
自分なりに調べてみました。
ちょっと調べた所、東洋ルースさんで扱うルースは全てリユース品であるような事がわかりました。
つまり中古ですね。
これはどういう意味かと言うと、「ジュエリーから取り外した石」であるという事です。(多分)
先述した通り、東洋さんはエブリデイゴールドラッシュという、
宝飾品やブランド品を買い取る事業を展開しています。
ここで買い取られたジュエリーから外された石を「東洋ルース」で売ってるんじゃないかと思われます。
※2021.1.5追記※
ツイッターを見ていた所、東洋ルースのつぶやきで
「弊社が販売しているルースはすべて新品で買い付けた物で、リユース品はありません」
との事でした。
自社販売会に行った時に欠けているルース(確かルビー?)があって、
「ああ、やっぱりリユースだと欠ける事もあるんだなぁ」と思った記憶があるんですが
あれは新品で買い付けた時から欠けてたって事でしょうか・・・?
一般的にジュエリーは、よっぽどの物を除いてリング部分やチェーン部分等に使われている「金やプラチナの価値」で買い取られます。グラム何円って感じに。
つまり溶かして別のジュエリーに生まれ変わる前提なので、デザイン等は査定に一切考慮されません。(多分)
言い換えると、中古ジュエリーで価値があるのは金属部分のみです。
じゃあ、買い取られたジュエリーに付いていた宝石はどれほどの価値になるのか?
という事なんですが、
買い取られたジュエリーについてる宝石の価値は限りなくゼロに近いです。
というかゼロです。
もちろん例外はあって、
・鑑定書付き
・ある程度のサイズ(カラット数)
という条件さえ揃えば宝石単体でも価値が認められるでしょう。
しかし、東洋ルースさんで販売しているルースはどちらの条件も満たしていません。
このブログを見てくれている方の中には
「そうは言っても、裏付けがあるわけじゃないんでしょう?」と思ってる方もいると思います
が、そういう方は是非東洋ルースさんで購入したルースを宝石を買取してくれる業者へ査定に出してみてください。
ほぼ間違いなく価値が低すぎて値段がつかず買取不可になるハズです。
つまり何が言いたいかと言うと、
東洋ルースさんはエブリデイで買い取った貴金属にくっついてた残りカスの部分を
売っているという事です。
販売物の元手はゼロという事になりますね。
勿論人件費はかかっているので、完全に無からお金が生まれているワケではありませんが
タダで仕入れた物が最低500円から売れれば大儲けでしょう。
※2021.1.5追記※
「すべて新品で仕入れている」というのを信じるのであれば元手はタダじゃありませんが
それでも安値で売っている石についてはほぼタダ同然の値段で仕入れているのは間違いないと思います。
実際、価値のある宝石(パライバとかベキリーとか)は普通に高い値段で売ってますからね。それこそ他の所と変わらないかそれ以上の値段くらいで。
それと、全然関係ありませんが東洋ルースの自社販売会でルースを購入した際に
「もし宝石名が間違っていたり偽物だったりしたら返金します!」と書いてあるチラシを貰いました。
これについても「宝石の鑑定に絶対の自信がある」というワケではなく
「たかが数千円から、ワンコイン程度の石をガチの鑑定出す人なんかいないだろう」
「鑑定間違ってても、どうせ返金なんて数千円だし」程度の考えで返金を謳っているんでしょうね。
ただ、勘違いしてほしくないんですが
あくまでこの話は宝石の「資産価値」という意味での価値の事です。
資産としてそのルースに500円、1,000円の価値が無くても、それをその値段で買う人がいれば
「その人にとっては価値のある物」であるという事に変わりありません。
現にコレクション品として、ハンドクラフトの材料としての価値を見出している人がたくさんいるからこそ東洋ルースさんの商売が成り立ってるワケですし、
私も「資産としての価値が0円」であるルースに「コレクションとしての価値」を見出してお金を払って購入しているわけですし。
ここで話は最初に戻りますが、
ルースの元手がタダなので、いくらプレゼント企画で配ろうが、
10,000円購入ごとに瓶詰めのルースをプレゼントしようが懐は傷まないってワケなんですね。
元手がタダのプレゼントで、当選した人がツイートして宣伝になればコスパとしては高い宣伝効果が得られるんでしょう。
追記
東洋ルースがツイッターでクソみたいな対応やらかしてました。
その件について下記記事にまとめました。
端的に言ってクソみたいな対応ですね。いくらルースが安かろうと
こんなクソみたいな対応する会社ではもう二度と買い物したくないです。
2022.1.14追記
ツイッター経由で東洋ルースの怪しさについての告発?が届いたので再度記事にしました。