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趣味の鉱物収集ルース編 トリプレットオパール タブレットオパール オパール

前回の記事はこちら

 

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちあ。

いよいよ、いよいよいよいよ明日から浅草橋ミネラルマルシェが始まりますね。

私は平日は行けないので土曜に行きます。あまり混雑してない事を願います!

今年は何があるかなぁ?

去年はユーパーライトが発見されて間もなかったにも関わらず沢山のお店で取り扱ってました。

でも何かユーパーライトって見た目の割に値段高いなって感じたんですよね。発見されたばっかりだったからご祝儀相場的な価格設定だったんでしょうか?

今年行ってみて安くなってれば買いたいと思ってます。

 

という事で本日は宣言通りオパールについて

トリプレットオパール タブレットオパール オパール(2つ)

の3種を写真を見ながら説明していきたいと思います!

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整列!

この4種です。

左からトリプレット・タブレット・普通のホワイトオパールエチオピアオパールです。

 

ではまずトリプレットオパールから。

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トリプレット!

これがトリプレットオパールです。写真で正面からだとトリプレットオパールという事がわかりにくいですね。

もうちょい詳しく言うと加工された元のオパールがブラックなので「ブラックオパール」の「トリプレットオパール」という事になりますね。

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綺麗だけどさ

「一応」本物のオパールの加工品なので遊色は綺麗ですよ。

しかしこのルースの裏表はプラスチック製です。ロクなもんじゃありません。

コレ、去年のミネラルマルシェで入り口に設置されていたオパールガチャから出てきたものなんですが

露骨にハズレですね。

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横から

横から見ると偽物感が顕著です。裏は灰色のプラスチック、表は透明なドーム状のプラです。

前回記事でも説明しましたが、トリプレットオパールと言うのは

オパールの薄片を裏表からプラスチック等で挟んだ物です。

間違っても天然の宝石なんて言える代物じゃありません。

お店によっては「脆いオパールを両面から挟んで保護したもの」なんて説明をしている所もありますが、

この説明、間違いとは言えませんが非常に偏った見方と言えます。

こういう説明をしてるお店はそれだけで胡散臭いので避けたほうがいいと思います。

脆いのは事実かもしれませんがしっかりしたグレードの高いオパールであれば単体でルースにできますからね。

裏を返すと宝石として成立しないクズオパールを薄片にして無理やりルースにしてるのがこのトリプレットオパールです。

オパール」が欲しい人は間違ってもトリプレットオパールは購入しないようにしましょう。

 

次、タブレットオパールです。

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タブレット

こちらも表面は本物のオパールなんで遊色は綺麗ですね。

なんか遊色の出方が人工オパール(いわゆる京都オパール)っぽいんですが、その編追求せずに買ったので真相は闇の中です。

しかし特価品でワンコインだったんで別にどうでもいいです。

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これは・・・何オパールなんでしょうね?ブラック?と言っていいんでしょうか?

・・・というような色合いをしていますが、タブレットオパールが作られる一つの理由として

「ホワイトオパール」を使って「ブラックオパール」のような見た目にする為というのがあります。

ホワイトオパールの下地に黒い母岩を貼って背景を黒にする事で

ブラックオパールっぽい見た目にするのです。

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横から

横から見るとよく分かりますが

タブレットオパールというのは土台になる何か(天然の岩石やプラ)にオパールを貼り付けた物です。ブラックオパール風の見た目にする場合は

土台にオニキス(黒曜石)が使われる事が多いみたいですね。

トリプレットとの違いですが、トリプレットはサンドイッチしているので三層ですが

タブレットは貼り合わせただけなので二層なんです。

なので一応価格的にはトリプレットよりタブレットの方が高いです。

そしてこれは個人的な印象なんですが、トリプレットオパールは人工物と貼り合わせているのが殆どですが

タブレットオパールは天然の岩石(というかオパールの母岩?)と貼り合わせている物が多いように感じます。

どんぐりの背比べですが、より天然に近いのは上記の理由によりタブレットオパールという事になりますね。どちらにせよ宝石・天然石としての価値はほぼ0に近いようなものです。

購入の際は注意しましょう。とりあえずオパール買う時は必ず裏を確認するのが無難だと思います。

 

そんで次が正真正銘加工ナシのオパールです。

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天然!

先程のタブレットオパールと違い、土台に何も貼り合わされていないので

白さが違います。

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遊色

遊色もありますが、光が当たると若干透き通って見えますね。

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裏も当然同じ色です。何か裏のほうが遊色綺麗ですが。

所で一つ勘違いしてほしくないのが

必ずしも「裏面がオパールじゃなかったら加工品!」ってワケではありません。

以前紹介したボルダーオパール

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 みたいなオパールや、カンテラオパールという種類のオパールなんかはオパールと母岩が混じり合ったような見た目をしていますが天然です。

勿論そういう種類のオパール(特にカンテラ)にも粉にした岩石とオパール片を混ぜて固めた作った偽物というようなものは存在しますが、それはまた別の話という事で。

なんにせよオパールのルースを購入するときは裏見たほうがいいですよ!って話です。

オパールの加工品は素人が見てもすぐ見分けつくくらい分かりやすいものなので。

 

最後にオマケでもう一点オパールを紹介します。

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エチオピアオパール

エチオピアオパールです。

3つ目に紹介したオパールとは違う種類のオパールで、

3つ目のやつは堆積性のオパールで、主な産地はオーストラリア等です。

一方こちらのオパールは火山性で、メキシコやエチオピアなんかが主な産地です。

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遊色!

堆積性のオパールは低い温度で長い時間をかけてでき、

火山性のオパールは高い温度で比較的時間をかけずにできます。

そのせいかどうかは知りませんが、堆積性のオパールに比べ、火山性のオパールの方が水分含有量が多いです。

なので火山性オパールは水となかよしです。

以前の

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 こちらの記事でエチオピアオパールの特徴である「ハイドロフェン」について触れていますが、つまりそういう事です。

例えば色の付いた水なんかに漬けて、その色付きの水を吸収してしまうと一生着色が落ちなくなったりしちゃうので

エチオピアオパールオパールの中でも特に水分については厳密に管理したほうがいいと思います。

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緑の遊色

これも水分が多いせいかどうかはわかりませんが、堆積性のオパールに比べて遊色がド派手です。

上の写真ですと石がほぼ緑に見えますが石自体の色は薄いオレンジっ色なんですよ。

エチオピアオパールはオレンジっぽい色のオパールが多いみたいです。

それと、火山性のオパール(というかエチオピアオパール)は堆積性のオパールと比べて価格が安いです!

綺麗なオパールがほしいけど、あんまり高いのは嫌だって人は是非エチオピアオパールを探してみましょう!

数千円、下手すりゃ数百円でなかなか綺麗なものが買えますよ。

 

以上、いかがだったでしょうか!?

本日はオパールについて偉そうに色々と書いてみました。

冒頭でも触れた通り今週末は浅草橋ミネラルマルシェですので

来週にはミネラルマルシェのレポートが書けたらいいなと思ってます。

ではまた次回!

 

次回記事かきました!

まちにまった浅草橋ミネラルマルシェの記事です!

 

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