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趣味は鉱物収集がメインです。リンクフリー(死語)!!!!!

趣味の鉱物収集 スフェーン 水晶共生フローライト

前回の記事はこちら。

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは。

突然ですがいつも冒頭に余談入れるのは自分の中で「ブログを書くときに2,000字以上の記事にする」というルールを課しているからです。

しかし今日は書くことが無いので昔の結構ヤバい思い出を書きます。

 

 

 

ヤバい思い出。

もう時効だと思うので通報は勘弁してほしいんですが、

その昔私がまだ小学生だった頃、しょっちゅうとある雑木林の中で遊んでいました。

その雑木林は私達の中では結構メジャーな遊び場で、虫やカエルを捕まえたり

冬眠中のスズメバチを無理やり起こして追いかけっこ(ハチが鬼)したりと中々ネタの尽きない良い場所でした。

今思うと多分アレも誰かの所有地だったんでしょうけど昔はそういうのうるさくなかったですからね。

ウチの庭も知らん子が普通に往来してましたし。

 

ある春か秋の日、その雑木林で友達4人と遊びに行ったんですが、

その日は4人のうちの1人、K君がスプレー(殺虫スプレーだったかな?)とライターを持って来ていました。

スプレーを火炎放射器のようにして虫などを焼き殺して遊ぼうと、そういうつもりだったようです。

昔はなんとも思いませんでしたが、子供は本当に残酷ですね。

私はその日、その雑木林の中で小鳥の頭蓋骨というとんでもない宝物を発見して

ホックホクだった為、即席の火炎放射器とかいう普段だったら大変に魅力的なアイテムに対してそれほど興味を持っていませんでした。

(鳥の頭骨が繊細で、ちょっと無茶すると割れそうだったので慎重に動いていました。)

そうして雑木林を進み、斜めに生えた木に4人で登った際、登った木の横に南国っぽい木が生えている事にK君が気づきました。

多分ソテツかな?そんな感じの木です。

K君は何を思ったか、そのソテツに火炎放射をしてしまったのです。

多分「ちょっと焦がしてみよう」くらいの軽い気持ちだったんだと思います。

しかし予想に反してその南国っぽい木の幹部分はとんでもない勢いで炎に包まれていきました!!

最初は消そうと幹をバタバタと叩いて居た私達も「これはヤバいやつだ」と一瞬にして悟りました。

そこからはもう逃げの一手しかありません。

ビビって木から落ちた際に切り株に腹をしこたま打ち付けて悶絶しているF君を助けながら雑木林から抜け、乗ってきたチャリでとにかく遠くへ猛ダッシュしました。

 

私は「別にやったの俺じゃねーしなー」と思いながら結構冷静に逃げました。

急ぐと鳥の頭骨が割れちゃうので。

その後3人から「お前ヨユーだったなwww」みたいな事言われた記憶があります。

多分パニックになるという脳の回路が死んでるんだと思います。

そう言えば3.11の震災の時ものんびりしてて叱られました。その時はまだ工場研修で現場に居たんですが

結構な揺れを感じて皆が外に逃げている中、揺れによって落ちてきたホコリが製品に付いてしまうので

「まぁ、死にはすまい」と製品を養生していたら先輩社員に「外でろ!」と怒鳴られて引きずり出されました。

地域的にそこまで被害のある場所じゃなかったので事なきを得ましたが、場合によっては死んでもおかしくなかったです。

冷静なのと危機感がないのは多分違います。注意しないといけませんね。

 

話が逸れました。チャリで逃げる最中後ろを振り返るとモウモウと黒煙が上がっていました。

ああ、これは本当にヤバいやつかもしれないと改めて思いながらとにかく皆で逃げ、一旦K君の家に行きました。

その後、何ができるわけでもないガキ4人なので不安に震えながら時間だけが過ぎていき

夕方頃に雑木林は果たしてどうなったかを4人で見に行きました。

すると、雑木林はまだそこにありました。全焼は免れたようです。

そして消防車等の影もナシ。きっと野焼きかなにかと思われたんでしょう。

騒ぎになっていない事に安心した4人は再び雑木林の中に入り、南国っぽい木がどうなったかを見に行きました。

当然ですが丸焦げになっていました。

今思えば本当に運が良かったと思います。20年程前はまだ緩い時代だったので問題になりませんでしたが

今だったら100%ニュースになるし、とんでもない騒ぎになっていたと思います。

今思えば私が子供の頃って廃屋に侵入して二階の床が抜けて落ちかけたり、史跡に勝手に秘密基地建造したり、

線路の上に硬貨置いて電車に踏ませて「潰れ硬貨」作ったりと

かなりアウトな事結構してたなと思います。

美化するわけでも正当化するわけでもありませんが、でもそういう思い出って大切だと思うんですよね。

少なくとも私にとっては楽しい思い出です。なお鳥の頭蓋骨は割れました。

 

本題です。

本日紹介する石はスフェーンと水晶共生フローライトです。

もうフローライト紹介の専門ブログかってくらいフローライトばっかり紹介していますが

勘弁してください。フローライトしか勝たんのです。

私にもっと財力があれば他の石も勝つんですが・・・。

という事でまずはスフェーンから。

 

スフェーン

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スフェーン

スフェーンです!

いわゆるチタナイトですね。スフェーンていうと宝石名の方なのでチタナイトのほうが適切か?まぁいいか?

スフェーンについては以前

scatmanbo.hateblo.jp

 こちらの記事でルースを紹介しています。

今回は原石です。原石のほうが好きなんで今回この石をゲットできたのは本当に嬉しかったです。

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ライトアップ

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ライトアップ

ラフか?とも思いましたが一応結晶構造が残ってますね。

上のとんがってる所は多分結晶ですよね?これ。

透明感もなかなかあって程よい標本です。

スフェーンといえば屈折率が高い事が知られていますが

あれ?分散率だっけ?どっちだっけ?

まぁともかく凄くキラキラする事で知られてるワケなんですが

流石に原石じゃ分からないですね。カットしてこその特徴です。

こちらの石はなんと0円でした!!

タダ石です!無料!!

最初の写真にロケーションカードが付いているので分かるかと思いますが

入手先は「エヌズミネラル」さんです。

www.ns-mineral.co.jp

リンク貼っときますね。

タダで手に入れたわけですが、別に盗んだとかそういう事じゃないです。

っていうかネット通販で盗みが成立したらそれは最早魔法です。

こちらはエヌズミネラルさんがツイッターで開催してるプレゼント企画に応募して見事当選した物なんです。

twitter.com

こちらのアカウントでしょっちゅうプレゼント企画やってらっしゃいます。

しかも「これあげちゃっていいの?」みたいな結構イイやつ。

 それに応募してくじ運が最悪レベルに悪い私が奇跡的に当選して

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こうなって

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!!!

こうなったというワケです。

本当にありがとうございました。

エヌズさんで売ってる標本ってどれも質が高くて素晴らしいものばっかりなんですけど

その分お値段の方も「お高」の方となっているんですよね。

いや高いっていうのは絶対的な価格の事であって、質を加味した場合高いとは言えないんですけど

それでも私には手が出ないものばっかりなんです。

なのでこんな形で素晴らしい標本を頂けたのは嬉しかったです。

お金もちになったら今度は金出して何かしら買わせていただきます!

 

次です。

水晶共生フローライト

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水晶とフローライト

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水晶とフローライト

透明感ゼロの真っ白水晶に共生する形で発達した階段状のフローライトです。

水晶はデカイポイントにちょこちょこと棘のように小さい結晶がついていてカクタス感がありますね。

色も純白で綺麗です。薄汚れた部分がまるで無いのは評価ポイント!

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アップ

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持った

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持った

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破断面からのぞく紫

裏面?はほぼいくつかの階段状のフローライト結晶がボコボコとくっついており

ほぼ水晶が見えません。

結晶の表面は若干すりガラス状ですが結晶自体の透明度は高いです。

また内側に若干紫色の部分があって良い感じのアクセントになってます。

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透かす

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紫ちょい見え

ライトを強く当てた際は水色っぽく見えるのに

それほどライトがあたってないとクリーム色っぽく見えます。不思議です。

産地は中国の内モンゴル自治区だそうです。

セラーからの情報だとここまででしたが、独自に調べた結果

赤峰市という所の「Huanggangliang Mine」であるという説がかなり濃厚でした。

私はそこまで詳細な産地を求めないので「内モンゴル」ってのが分かればOKなんですが

まぁ折角調べたしラベルに記しておきましょう。

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蛍光

所でこのフローライトの母岩?となっている純白の水晶ポイント、

水晶の中まで真っ白なわけじゃなく、表面だけ純白のようです。

裏の破断面から水晶を見ると内側の水晶は透明で、表面に純白の層が積もっているのがわかります。

それとフローライト部分は例によって面白い蛍光しますね。

表面というか、階段状のエッジの部分だけ白っぽく光ります。

scatmanbo.hateblo.jp

「例によって」の「例」は↑この記事↑で紹介したフローライトの事です。

産地が違うのに同じような蛍光しますね。

こういう階段状に結晶したフローライトはこういう蛍光するもんなんでしょうか?不思議です。

価格は23.01ドル、約2,500円でした。

ちょっと高かった・・・!

同じようなちょっと小ぶりの標本が1,500円くらいで落札されているのを見たので

ちょっと熱くなりすぎた感が否めません。

しかし相対的な比較をしなければこの標本で2,500円程度なら全然アリじゃないかと思いました。

多分ミネショでこれが2,500円だったら私は迷わず買いますしね。

あ、蛇足ですがこの標本は私の元に届くまでにかなり時間がかかって、上海で2週間以上トラッキングが動かなくなって半ば諦めてました。

なので一度セラーに「届かないから返金してくれ」ってメッセージ入れて

セラーからは「わかったよ」って返事が来たんですが、このやり取りした直後に

突然トラッキングが動き出すという奇跡が置きて、到着リミット日から2日過ぎて届きました。

もちろんセラーにはトラッキング動いた時点で「なんか届きそうだから返金しなくていいよ」ってメッセージ入れました。

eBayでトラブった事は今回含めて2回で、2回とも内モンゴル産のフローライトだったんですが

内モンゴルに嫌われてるんでしょうか?困っちゃいますね。

 

という事でいかがだったでしょうか?

今回石の到着が遅れたと書きましたが、じつはもう2点届いていない石があり

うち一点はトラッキングナンバーでトラッキングすると「退回(返品)」を繰り返していて

本日ついに「受疫情管控影响,邮件时限可能会有延长」となってしまいました。

翻訳すると「アウトブレイク管理の影響により遅延する可能性あり」だそうです。

アウトブレイクとはいよいよきな臭くなってきましたね。

ではまた次回!

 

次回記事書きました!

 

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