前回の記事はこちら。
こんにちは。夏くらいからめっきり石に対する熱が冷めて、前回書いた8月11日の記事以来思えば全く石についての記事を書いてませんでしたね。
雑草食ったり、安っすい中華イヤホン買ったり、注射打って失神しかけたりと、一体なんのブログなんだって有様です。
しかし最近また石に対する興味が再燃してきたこともあり、そして参加見送りの予定だった年末の
「第30回 東京ミネラルショー」
(通称:池袋ショー)
にも参加できる事になって、じゃあ久々にブログでも書こうかな?と。
おやネタにする石がもうないな、じゃあ買おうかな?と、そうなったわけです。
そんなわけで今回紹介する石はこの3点
シャンガーンアメジスト フローライト(水晶共生) フローライト
です!
シャンガーンアメジスト
まずは一点目のこちら。
素晴らしいですね。鮮やかな黄色で、エッジの部分から少しだけ緩衝材のスポンジが覗いています。
はい。梱包です。この梱包も約2ヶ月ぶりとは言え懐かしいです。どういうワケか中国のセラーから石買うと大概この梱包なんですよね。どのセラーから買っても。
何ででしょう?アカウントいっぱいあるけど実は中国セラーは一人しかいない説とかあります?
くっそ下らないボケを挟みましたが、こちらが一点目のシャンガーンアメジストです。
商品名は「セプターアメジスト・ヘマタイトインクルード」となっていましたが
セプタークォーツ(セプターアメジスト)っていうのは所謂「松茸水晶」と呼ばれるものです。
今回購入したこれ、確かにセプターではあるんですが茎の部分が非常に短い上に
傘の部分がDT成長しており茎の部分に半分覆いかぶさっている為、セプター特有の「きのこっぽい形」は見えません。
一応分類上「セプターアメジスト」とは言える、程度のものですね。
ちなみにDTというのは「ダブルターミネーテッド」の意味です。日本語だと両剣水晶。
童貞じゃないですよ。
産地はジンバブエのザンベジバレー、チブク鉱山です。
モザンビークとの国境近くの鉱山だそうで、シャンガーン人に因んでシャンガーンアメジストと名付けられたみたいです。
結構最近みつかったばかりのアメジストらしく、今の所流通量は多いんですが
とにかく高いです。ベリベリエクスペンシブ。
去年の池袋ショーかな?それとも今年行った横浜ミネワだったかもしれませんが
どこの店でも大した品質でもないヤツですら5000円以上します。まともなのだと余裕の1万円越え。
たまたま私の見た店がそうだっただけか、コロナで流通止まって高騰してるだけかもしれませんが。
ただでさえ高いのに、閉山なんかして流通ストップしたら値段爆上げする可能性ありますね、これ。欲しい人は新産でまだ流通が多いうちに買っておいた方がいいですよ!
池袋ミネショの開催案内ハガキを写り込ませることによって、今流行りの「匂わせ」をやってみました。だからどうしたって話ですが。
同じ産地の同じようなアメジストを売っているお店を見てみると、
「ジンバブエ産スーパーセブン」や「アメジストエレスチャル」の名で出ている事が多いです。
スーパーセブンっていうのは「水晶」「アメジ」「スモーキー」「レピクロ」「ゲーサイト」「ルチル」「カコクセ」の7種類の石が全部盛りになった石の事で、
ヒーリングストーンとかいう胡散臭い界隈でよく聞く呼び名です。実際7種の石が入って無くてもスーパーセブンで出品されてたりしますね。スーパーセブンの名で売ってる店はほぼ例外なく低品質のものをボッタクリ価格で売ってるんで注意してください。
「エレスチャル」は骸晶の意味で、こちらの方がより正確ですね。上の写真のアメジスト部分の色の付き方を見ても骸晶発達した痕跡が見て取れます。
今回私が購入したコレ、若干ポイントの頂点にダメージがあるものの
それを考慮しても素晴らしい標本です。アメジスト部分、スモーキークォーツ部分もハッキリと確認でき、レピドクロサイトの赤い花びらも沢山舞っており、ゲーサイトと思しき針状の結晶も沢山入っています。スーパーセブンではないですが、スーパーファイブです。
何より透明度が非常に高く、骸晶発達のせいで中にクラックのような模様が結構あるんですが、それを意に介さないレベルのスケスケっぷり。
この透明感は写真じゃ本当に伝わらない!多分20%も伝わらない!
という事で動画をどうぞ。
どうですか?写真よりは透明感が伝わったでしょうか?
とにかく素晴らしい標本なんですよ。結構前からこのタイプのアメジストは欲しい欲しいと思っていたんですが
妥協して微妙なの買わなくて本当に良かったと思います。
この標本は13.02ドル
日本円にして約1,500円でした。安い!
異常な安さと言っても過言じゃありません。鉱物標本集めてる人でコレ1,500円じゃ高いから要らないって言う人は一人もいないんじゃないでしょうか。
我ながらいい買い物したと思います。
次!
フローライト×2
もう面倒なんで2個いっぺんに紹介します。すばらなアメジ紹介した後じゃどうしても霞むし。
まず一点目のフローライトはこちら。
中国は福建省のフローライトです。
ライトアップしないと薄汚い感じの色ですがライト当てるとコア部分の緑が透けて綺麗です。
これ買ったの実は3ヶ月以上前なんですが、届いた後に石への熱が「冷め期」にはいっちゃったせいで放置してました。
値段は2.25ドル。250円くらいですね。別に買う必要なかったかもって思ってます。
2点目がこれ。水晶共生タイプのフローライトです。
これに関してはこの記事のトップにリンク貼ってある前回記事でおんなじようなものを紹介してるんでどうぞそちらをご参照下さい。
産地は内モンゴル。
価格は15ドル。1,650円くらい。
これも3ヶ月前の購入です。すごーく良い標本なんですけど2個はいらねぇなって思ってます。じゃあなんで落札したのって話なんですが。
という事で、いかがだったでしょうか?
年末の池袋ショーに向けて無駄遣いできないのに何故かこのタイミングで石を買ってしまいました。
でもしょうがないね!ほしかったから。という事でまた次回。
次回記事(池袋ショーレポ)書きました!