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趣味の鉱物収集 アメジスト フローライト それと小ネタ(標本を上手に固定する方法)

前回記事はこちら。

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは。

続々とeBayで買った石が届いています。

郵便受けを開けて中国からの荷物が届いてるとテンション上がりますね。

ミネショなんかで直接石を吟味して「これだ!」って買うのも良いもんですが

写真だけ見て買って、現物が届いてから一喜一憂するのもまたいいもんです。

今ん所「一憂」だった事あんまりないですし。

 

 

今回紹介する石はアメジストとフローライトです。

アメジストは兎も角、またフローライトでアレなんですが。

まぁ、アメジストも大概アレですね。珍しくもなんとも無い石で今更って感じですけど

今回購入したアメジは結構特徴的な見た目してるので必見?です。

 

ではまずアメジストから。

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とてもすごく厳重

アメジストは開梱したらこんな感じで、全く隙間のない状態でした。

しかも箱の中に大きめのサムネイルケースが入っていて

その中も緩衝材の紙でミッチリ。かなり厳重な梱包です。

っていうかサムネイルケース入ってました。ラッキー!

こういうちゃんとしたケースって買うとそれなりの値段しますからね~。

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アメジスト

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ライトアップ

大量の緩衝材を取り除き姿を現したアメジストがこちら。

どうでしょう?

石ころを見て「かわいい」って表現するのは個人的にあんまり好きじゃないんで

ほとんど言わないんですが、これはかわいいと思いました。

母岩から極小のポイントがあっちこっちバラバラの向きでニョキニョキしてます。

色はライトアップすると殆ど無色に見えるほど非常に淡い紫色。

そして透明感は抜群です。

 

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ニョキニョキ

いつもの撮影ステージ(っていうかPCデスクの上)に移動。

ライトアップすると本当にほぼ無色に見えます。激淡なパープルカラー。

産地はメキシコとだけ記載されていたんですが、メキシコのどこでしょうか?

メキシコと言えばやはりベラクルスが最も有名な産地です。ですよね?

次いでソノラやゲレロ等ありますが、

今回購入したアメジストはゲレロ産にしては色合いが薄く、

ソノラ産にしてはエレスチャルな見た目でもないので

多分ベラクルスなんじゃないかな?と思います。

ポイントの形とか色もベラクルスアメジストの特徴に合致してますし。

勿論、全然違う謎の産地って可能性もありますけど・・・。

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持った

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キラキラ

石単体の写真だと結構立派な標本ぽく見えますが、手に持つと小ささがわかります。

母岩自体がこんなに小さく、映えている結晶は1センチに満たないサイズです。

お米2粒分くらい?ですかね。

サイズもそうですが、母岩とくっついている部分もかなり繊細な感じなので

ちょっと力を加えると折れてしまいそうです。それを考えるとあの厳重な梱包にも頷けます。

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煌めく結晶

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煌めかない裏面


小さい標本ではあるものの、あちらこちら奔放な角度に結晶が生えまくっているので

結構華やかな標本です。

なんかよく見たら母岩も表面は砂糖菓子みたいでキレイですし。

これ母岩はなんなんでしょうね?カルサイトかな?妙な結晶の形なのでなんだか分かりません!

この標本は4.75ドルでした。

日本円換算で約520円くらいです。

ベラクルスアメジストって世界で一番美しいアメジストとも言われていて

鉱物コレクターの間ではかなり人気なのに既に閉山しているせいで価格が高く、

母岩付きのものはどんなにショボくて見栄えのしないものでも3,000円以上はするようなセレブのアメジなので

こんな小さいとは言え500円ちょいならラッキーかな~?って感じです。

まぁ勝手に私がこれはベラクルス産だと思いこんでるだけですけどね。

 

次です!

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パープルエッジ

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エッジがパープル

パープルエッジフローライトです。

このタイプのこのフローライトは産地が同じという事も含めて

scatmanbo.hateblo.jp

 この記事と、

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 この記事につづき最早3回目なんですが懲りないですね。ホントに。

でも鉱物好きな人なら3つの違い分かってくれるんじゃないでしょうか。

一個目のヤツはカラーレスなベースに少量のパープルラインが血管のように走っていて

面白い見た目ですし、

二個目のヤツはパープルのラインが表面を埋め尽くすように走っていてまるで紫色の結晶のようですがライトアップすると美しい模様が浮かびますし、

今回のは完全にエッジ部分のみ紫な小結晶がクラスターとなっていて骨組みが見えている箱のようで奇妙ですし、

とにかく全然違うんですよ・・・。

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さっき産地同じと言いましたが今回のコレもやはり貴州省産です。

更に詳しい県や鉱山名は分かりませんがどうせ似たようなもんでしょう。

結晶に欠けもなくなかなか状態の良い標本です。

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パープルじゃないエッジの結晶

ちょーっと分かりにくいんですが

パープルエッジの結晶が並んだ横っちょにこのような

エッジに色のついてない、ほぼ完全カラーレスなフローライトのクラスターもあります。

拡大してみると若干、ほんと若干エッジが紫色になりかけてますね。

この紫色ってどういう過程を経てこうなるんでしょうね?不思議です。

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アップで

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引きで

なんていうか、もう3回目なので別段これと言って書くこともないです。

価格は7.7ドルでした。

日本円換算で840円くらいです。

貴州省三兄弟の中で、ちょうど真ん中の価格ですね。だから次男です。

 

以上ですが、ちょっとおまけというか小ネタを書きます。

鉱物をミネラルタックで固定して展示・保管している人は見ておいて損は無い小ネタなのでぜひ見てください。

私は鉱物を標本を展示するのに、

アクリルベースにミネラルタックで固定して展示してしてます。

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我が棚か・・・

こんな感じで。下段がわかりやすいですかね?

しかしこの展示方法だと、不安定な形の鉱物や薄っぺらい標本を立てて固定した際に

重さに負けてちょっとずつ倒れてくるんですよ。

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倒れる!

コイツみたいに###

写真だと分かりにくいかもしれませんが、かなり後ろに倒れちゃってます。

最初から寝かせて固定するのは見栄え悪いし、どうしたものかと思ってたんですが

この問題、天才のひらめきによってこの度解決しました。Xドローじゃないですよ。

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倒れたのを一旦起こす

まずはこのすぐに倒れるクソ標本足腰弱めな標本をグイッと手で縦に起こします。

1日くらいならこれでいいんですが、またすぐに後ろへ倒れて行ってしまうので・・・

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裏面

この裏面に細工を施します。

そんな事するまでもなくミネラルタックを山盛り使って支えてやれば良いんでしょうが

ミネラルタックって結構高い(当財布比)んで無駄遣いは控えたいんですよ。

さて、その細工ですが

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クリップ

コレを

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曲げる

こうして

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合体!

こう!!

いや~、我ながら賢い。

クリップを曲げる角度を調整することによって

標本を「丁度いい倒れ具合」で固定することができますし、

クリップ自体は鉱物標本を固定している根本のミネラルタックにめり込ませれば動きません。

クリップは標本本体の重さを支えているだけなので過剰な力はかからず、標本に傷を付ける事もありません。

まぁ、標本の裏面は「舞台裏感」出ちゃいますが

力なくヘタってぶっ倒れた標本より幾分かマシでしょう。

また、標本の形やミネラルタックで固定した場所によってクリップがめり込ませられない場合は

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クリップ固定。

このように標本とは別でクリップだけ固定してやればOKです。

青い粘土みたいなのがクリップを別途で固定した部分ですね。

以上、いかがだったでしょうか?

安い石でも数があって展示工夫したらそれなりっぽく見えるもんです。

この迂闊に外出できないクソみたいな時代に、家の中だけでできる鉱物収集をはじめてみるのも良いんじゃないでしょうか?是非。

ではまた次回。


次回記事書きました。

 

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