前回の記事はこちら。
こんにちは。
先日の記事で「さいたまミネラルマルシェが週末にせまっておりバリ上がる↑↑」
というような事を書きましたが
ミネショ系のイベントって大体3~5日間開催しており、最低1日は平日開催の日があります。
平日開催は初日(と、最終日)が多いんですが、
いつ参加するのが賢いか?というお話をちょっとだけしたいと思います。
例として2021年月26日~28日に開催される「さいたまミネラルマルシェ」をとりあげますと、
一日目の26日(金)は、開催初日で平日です。
平日というデメリットはありますが、裏を返せばその分来客数も少なく回りやすいという事でもあります。
(それでも凄い人出ですが)
更に、初日の開場直後はまだ石が一つも売れてない状態なので良い石を選び放題です。
当然ですが鉱物標本なんて「良いもの」から売れていきます。
その「良い」の基準が値段か見た目かは個々の判断基準によりますが。
まぁ、二日目、三日目も初日に出していなかった石を並べるお店が殆ど(だと思う)なので
一概に初日開場直後が最高!とはいい切れませんが
やはり一つも売れていない状態の会場から選べるというメリットは大きいように思います。
ミネショのポテンシャルを100%味わいたい人は初日の開場直後から参加するのが良いと思います。
二日目の27日(土)は、ミネマル開幕してから初めての休日です。
休日初日という事もあり、人出は最も多くなる事が予想されます。
更に、一日目に出されていた「掘り出し物」は大体がガチ勢に狩りつくされている事でしょう。
(さっきも書きましたが、2日目に初めて店頭に並べられるものもあるので全く良いものが無いなんてことは有りえません)
しかし、ミネショ会場内で開催されるイベント事はだいたい休日のみだったりします。
さいたまミネマルで言えばサイエンスライブ等ですね。
(鉱物オークションもかな?)
流石に浅草橋のような狭い開場だと人混みが凄すぎて辟易しますが
さいたまスーパーアリーナのような開場であれば人出の多さは問題になりません。
むしろ人が多い事やイベントによってお祭り感をより一層強く味わえるでしょう。
更に翌日は日曜日なので、ミネショで使い果たした体力を回復する事ができます。
(オッサンになってくるとこの「翌日日曜」がマジでデカイ!)
ミネショを楽しみたい!って人は二日目の土曜がおすすめです。
三日目の28日(日)は、ミネマル最終日です。
「翌日が休日ではない」という点を除けば条件的にほぼ二日目の土曜日と変わりはありません。
が!大事なのは最終日という点です。
ミネショは当然出店料がかかります。ペイする為、閉場までに一円でも多く売上を上げたい出店者がとる手段はというと・・・
そう、「値下げ」です。
売上は別としても、鉱物収集してる方は身を持って知っていると思いますが
鉱物標本って梱包やら運搬やらにものすごく手間を気を使うんですよ。なので撤収時にそういう手間を少しでも減らしたい。値下げしてでも現物を捌きたいという意図も出店者としてはあるんだと思います。
という事なので最終日は結構な出店者が値引きをしてます。石って結構ガバガバ値付けな所あるんで
平気で50%オフとかもあったりします。
閉場間際になると更に値引きは顕著になりますし、値段交渉にも応じてもらいやすくなります。
なので、少しでもお得に石を買いたい!って人は最終日に参加するのが良いと思います。
ここから本題です!
前回記事で紹介していない残りの2点を紹介していきたいと思います。
今回紹介する石は「カルサイト」です。2点ともカルサイトです。
カルサイトって・・・え?今更?
この記事でも
この記事でも
この記事でも
この記事でも、更に前の記事でも散々色んなカルサイト紹介してるじゃん。
いい加減にしろよもう飽きたよそんなんだから枕が臭いんだよ枕カバーをこまめに洗えよ
それといい加減ボロボロの下着とヒートテックは買い換えろよいつまで着てるんだよ気持ち悪いんだよ
と、言う方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれは言い過ぎです。いくら事実とはいえ傷つきます。
今回のカルサイトはちょっとまた違うんです。
なんかカルサイトって主役級の石じゃないというか、なんかに共生してたり
なんかの母岩になってたりと、なんとなくそういうイメージがあるんですが
今回のは完全に主役を張れる見た目です!
という事で一点目です!
六角柱状のカルサイト結晶です。
その結晶構造からなんとなくベリル類を連想させる美しい標本です。
産地はHu Bei Province
中国の湖北省だそうです。14.3グラムの小さな標本です。
透明感は無いものの、結晶のトップ部分に三角形の奇妙な模様が浮かんでいて
それが非常に面白いです。
結晶にもダメージはなく極上の標本と言っていいでしょう!
カルサイトってこんな形に結晶するんですね~。すごく綺麗です。
ミネショ等で見かけた事ないので新産なんでしょうか?だとすればこのタイプのカルサイト、
人気出るんじゃないかと思います。
ただこの標本、難点として母岩が非常に脆いです。ボロボロと崩れて手に砂が付きます。
なのでこう!!!
密閉してしまいましょう。母岩が脆いので容易に崩壊が予想できます。
なのでそういう標本は触らないに越したことありません。
ちなみに使用している容器は
ダイソーのガラスキャニスター(竹蓋付き)です。これサイズ展開多くて重宝します。
小さい方から3サイズまでは100円ですし。
この標本の価格は10ドルでした。
日本円にして1,000円ちょいですね。このクオリティで1,000円なら個人的には安いと思います。
続いて二点目です!
はい。また同じく柱状のカルサイトです。
先程のものと同じく、ベリル然とした六角柱状の結晶が乱立しています。
先程のもの違い、透明度が非常に高いタイプです。
横に広く薄い為、先程の標本とほぼ同じ15gですがサイズ感はこちらの方があります。
産地はFu Jian Province
中国の福建省です。距離的には湖北省と福建省は1000キロくらい離れてます。
同じカルサイトと言えど産地違いでなかなか見た目に差が出ますね。
持ってみるとこんなサイズ感。かなり小ぶりです。
そして2枚めの写真を見て分かる通り、非常に薄い標本です。
母岩がほぼ無いと言っても差し支えないレベル。
当然ですが死ぬほど脆いです。触ってすぐに察するレベルの脆さ。
雀に突かれる程度の衝撃で多分割れます。
だからすぐにこう!!!!!
写真取ったらすぐ密閉です。本当は縦にタックで固定したかったんですが
あまりの脆さでミネラルタックに押し付けた圧力で割れる可能性があった為、泣く泣く寝かせて固定しました。
ガラス瓶の上のスペースがすごく見栄え悪いです・・・。
こちらの標本は16ドルでした。
大体1,700円くらいです。今回まとめて購入した中で一番高価な標本となりましたが
これ1,700円は、アリじゃないですか?どうでしょう?
という事でいかがだったでしょうか!?
今回eBayで買った石は全部中国産ですが、さすが中国広いだけあって色んな石がありますね!
という事でまた次回!
おまけ
年末年始に購入して組み立てた棚がパンパンだったのでもう一個色違いの同じ棚を買った事を以前ちらっと書きました。
(書いたっけ?書いたよな?)
そのおかげでスペースに結構余裕ができた為、ちょっと贅沢なスペースの使い方をして
一部の鉱物を並べ替えてみました。
ビンに入った石だけを贅沢に並べてみた所、棚の色が黒という事も相まって非常に高級感が出たと言うか、博物館然とした雰囲気が出たと言うか、
なんかそういう感じでいい感じになりました!!
次回記事書きました!