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趣味は鉱物収集がメインです。リンクフリー(死語)!!!!!

趣味の鉱物収集 カルサイト フローライト

前回の記事はこちら。

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは。

いきなり脇道の逸れますが、eBayは本当に素晴らしいですね。

昔と比べてカテゴライズが糞になったとか、出品も質が下がったとか色々と言われていますが

中国のセラーから石を買う分には最も素晴らしい方法の一つだと思います。

何が良いかって、大体の鉱物売ってる中国人セラーは「送料無料」で出してるんですよね。

 

確かに中国から日本までのEMSってそれ程お金はかからないんですけど

(例えば航空便でも100gで200円弱)

落札額が400円とか500円でも送料無料なんですよ。

っていうか150円程度の石でも送料無料なんですよ。もうどうやって利益出してるのか不明です。

そして現実問題、500円以下で落札できる事がかなり頻繁にあるんですよ。

届き次第値段も合わせて紹介しますが、今回私が落札した石の中にも500円以下のもの結構あります。

それくらい中国のセラーから(中国産の)石を買うのってお得です。

特にオススメなのはやっぱりフローライト。

日本でも流通量の多い湖南省、ヤオガンシャン産やシャンファーリン産の非常にグレードの高い

美しいフローライトがタイミングさえ良ければワンコイン以下で落札できたりします。

産地拘らない人にとってはかなりお得です。もちろん産地拘る人でも

1個や2個持っておいて損の無い標本ですしね。

ってか何で中国産フローライトってこんなに安く買えるんでしょうね?

見た目のグレードだけで言えば、イギリス産やドイツ産なら「万」超えるようなフローライトも数千円程度で買えちゃいます。

やっぱ産出量多いから?それとも何か別の鉱石を掘るついでの副産物として産出してるんですかね?

例えばヤオガンシャンならタングステン掘るついでに・・・みたいな。

分かりませんけど。

 

本題です。

 

前回の記事では中国は湖南省、チン州産の石、

カルサイトとフローライトの共生標本を紹介しましたが

今回もカルサイトとフローライトを紹介したいと思います。

今回は共生標本じゃなくて、別々の標本を2点です。

ではまずカルサイトから。

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カルサイト

カルサイトです。

産地は先程も言ったように湖南省のチン州。形も前回紹介したカルサイトと同じような感じですね。

ただ今回のやつは前回のと比べてかなり薄い上に透明感も有りません。

その代わりと言ってはナンですが、とても綺麗な純白です。

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持った

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持った

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持った

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裏面

手で持っただけでパキパキと羽の部分が割れそうなくらい脆いです。

実際、緩衝材とキッチンペーパーでぐるぐる巻にされた上に段ボール箱へ入れて届けられましたが

それでも少し破片が出ていました。輸送中にちょっとだけ欠けたんでしょう。

流石にこのレベルの脆さの標本を100%の状態で届けろってのは酷な話なので多少の欠けは許容範囲内です。

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カトンボより弱い

非常に繊細な標本ですが、その分見た目の美しさもかなり高ポイントです。

前回の記事でも同じ事書きましたが、形の特徴は「砂漠の薔薇」そのものです。

ホントにジプサムじゃなくてカルサイトなのか未だに疑問です。

まぁセラーが言うんだからカルサイトなんでしょうけど・・・。

形の話に戻りますけど、この標本は砂漠の薔薇と違って純白なので白い薔薇のようです。

もうちょい丸くて薄片の形が整ってたら本当に薔薇に見えるでしょうね。

そういう整った標本はバカ高い値段つくんでしょうけど・・・。

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ブラックライト照射

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真っ暗にして照射

白昼の下に見ても十分に美しい標本なんですが、

こちらナント紫外線で蛍光します。しかもピンク色に。

ヤバくないですか?え、ヤバくないですか?

綺麗すぎて一瞬ギャル(死語)みたいな口調になっちゃいましたが、

本当にめちゃくちゃ綺麗です。こんな美しい標本が

たったの5.5ドルだなんて信じられなくないですか?

日本円換算で約600円ですよ。

鉱物標本を収集するのが趣味であれば迷わず買うレベルだと個人的には思います。

それくらい素晴らしい!

ただ、残念な事にこの標本まだ日本でほぼ流通してないんですよね。

理由としては新産の標本ってのもあるんでしょうが、

同じく新産である、

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 上のこの記事のカルサイトは日本で流通し始めているので、

私が思うに新産だからという理由だけではないんじゃないかと思います。

恐らくですけど、流通が面倒くさいんでしょうね。

なんせすっごい割れやすいし。

こぉ~んな繊細で割れやすい標本を中国から仕入れて、それを検品した上で

再度梱包してお客さんに発送する、

もしくはミネショに持ち込むって結構ハードル高いですよ。多分。

絶対仕入れ時に割れてた!とか、お客さんの手元に届いた時割れてた!とか

ミネショ開場で開梱したら割れてた!とかなるもの。

という事で、このタイプのカルサイトが欲しい人は中国のセラーから直で買うか、

攻めの姿勢強めな日本の業者が仕入れるのを待ちましょう!

 

次、フローライトです。

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フローライト

こちら、フローライトです。

この標本、是非写真を拡大して模様をちゃんと見てほしい一品です。

とても気持ちの悪い模様が入っています。

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拡大

今回はサービスでこちらの方で拡大させていただきました。

どうですか?気持ち悪いですよね。

表面のマットな質感と微妙な透明感、その表面に走る血管のような紫の曲がりくねった筋・・・

あー気持ち悪い!最高!!

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横から

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後ろから

産地は中国の貴州省です。

このタイプのフローライト、具体的に言うと

「エッジ部分のみにパープルカラーが乗ったフローライト」は貴州省産の際立った特徴のようです。

他の産地でこのタイプ見た記憶がありません。多分無いんじゃないかなぁ?

販売時は「パープルエッジフローライト」とかの名前で売られてます。

中国は国土が広い上に山も砂漠も沢山あるお陰でフローライトのバリエーション多くて良いですね。

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持つ!

手に持つとこんな感じ。キャビネットサイズとは言わないものの、結構でかいです。

中心ちょい左にでかいクラックが走ってますが、それもまた味です。

実を言うと前々からずーーーっと、このタイプのフローライトは欲しかったんですが、

日本の鉱物ショップとかミネショとかで買うと普通に万に届く値段なんですよ・・・。

ご存知の通り私はかなり貧乏なので、いくら欲しくてもフローライト一つに万は出せません。

なのでこのタイプのフローライトを所持するのが夢だったんですが

そんな遠い夢もeBayなら叶えてくれます!そう、eBayならね。

という事でこちらの標本は10.51ドルでした。

日本円に換算すると大体1150円くらいですね。ハッキリ言って激安です。

こんな激安価格でこのタイプの標本を買えるお店は日本じゃ存在しません。

あまりに安すぎて私はこの貴州省産パープルエッジフローライト3つも買ってしまいました。

残り2つも届き次第紹介したいと思います。

~~~以下は全部無駄話なのでeBayに興味無い人は最後まで飛ばしてください~~~

 

ちょっとまた話が脇道に逸れますが、なぜ落札価格が10.5ドルではなく

10.51ドルという微妙で半端な値段なのか気になりませんでしたか?

これはeBayの入札システムの為なんですが、ある程度の値段になると入札は0.5ドル刻みになるんですね。

例えば現在価格が10ドルのものに、更に入札を入れたかったら最低でも10.5ドル以上で入札しなきゃダメなんです。

(0.5ドル以上という条件さえ満たしていれば、0.51ドルでも0.75ドルでもOK)

で!、ヤフオクと同じくeBayも

「最高値で入札した人が、もっとも安く買える値段」が現在価格に反映されます。

例えば

Aさん 3ドル

Bさん 5ドル

Cさん 10ドル

で入札を入れたとすると、最高価格をつけたCさんが現在の入札者となり、

価格は次点で高値をつけているBさんにギリギリ勝つ5.5ドルに自動でなるわけです。

さて、この状態で他の人が例えば6ドルで入札したとしても

Cさんは10ドルの値段で入札しているので、10ドルまでは自動入札が適用され

価格は自動で6.5ドルとなって依然Cさんが最高入札者となります。

もちろん、他の人が10.5ドルで入札した場合は

Cさんの最高入札学を上回っているので価格が10.5ドルに更新され、最高入札者は他の人に移ります。

 

じゃあここで、例えばCさんが10ドルで入札しており現在価格が5.5ドルの商品に

他の人がCさんと同額の10ドルで入札したらどうなるか?

という話なんですが、この場合はもとから入札していたCさんが勝者となり、価格は10ドルになります。

同じ価格での入札があった場合、早いもの勝ちって事ですね。

 

さてここで先程の10.51ドルの話になるんですが、

貴方が少しでも安く商品を落札したい時、

「現在価格は5ドルだけど現在の最高入札者が10.5ドルまでの値段で自動入札しているようだ。」

と予想できたら幾らで入札を入れますか?

0.5ドルずつ入札額を増やしていき、最高入札者になるまでそれを繰り返しますか?

その場合だと貴方が10.5ドルの入札を入れた段階で現在の最高入札者と同額となり、勝者は「早いもの勝ちルール」でCさんから動きません。

貴方が勝者になるためには更に0.5ドル上乗せして11ドルで入札する必要があります。

なぜなら先述の通り「上乗せは0.5ドル以上から」というルールがあるからです。

しかし、10.5ドルが最高入札額であると予想できた場合、10.5ドルまで0.5ドル刻みで入札を繰り返さず、

例えば8ドルとか9ドルの段階で「10.51ドル」の入札を入れれば

「上乗せ0.5ドル以上」のルールを満たした上で0.01ドルの差で貴方が最高入札者になります。

つまり、0.5ドルずつ上乗せしていって11ドルで最高入札者になるより0.49ドル安く最高入札者になれるってワケです。

1ドル110円だとすると0.49ドルは54円くらいなのでたったそれっぽっちと言えばそのとおりなんですが

意外とこういう入札の仕方が横行してます。

横行してるって、別に悪いことじゃないですけどね。

以上0.01ドルの謎でした。

 

以上、いかがだったでしょうか?

eBayで落札してまだ届いてない標本が10個以上あるので、届き次第順次紹介していきたいと思います!

ではまた次回!

 次回記事書きました

 

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