前回の記事はこちら。
こんにちは。
先日、ふとmixiの放置していたアカウントにログインし過去の日記を見てみたんですが、
最後の日記が8年前でした。
最初の日記は15年前でした。
内容は、それはもう恥ずかしいものでした。
あとで供養したいと思います。
前回記事で書いたように、最近eBayという鉱物入手手段を知ってしまったせいで
さいたまミネラルマルシェの予算をすり減らし、eBayで鉱物を数点購入してしまいました。
（前回その事を記事にした後にも、更に追い打ちでもう一点買いました。）
あれから数日、購入したうちの一点が早速到着したので紹介していきたいと思います。
今回紹介する石はフローライトです。
フローライトと言えば、強蛍光で有名なイギリスのロジャリー産、
カラーレスで有名なロシアのダルネゴルスク産、
希少なピンク色で有名な内モンゴル産等
有名な産地は枚挙に暇がない程各地で算出し、その分バリエーションも豊富で
集めだすと止まらなくなってしまう石です。
して、今回購入したフローライトの産地は
中国 湖南省 ヤオガンシャン産
です。
ヤオガンシャン鉱山。
Yaogangxian Mine。
瑶崗仙。
なんか最近有名になってきたんでしょうか？
耳にする機会が多くなってきたように思います。気のせいですかね？
中国産のフローライトといえばヤオガンシャンと言ってもいいくらい有名な鉱山と言えるレベル。
質のいいヤツは透明度が高くクリアーな見た目が特徴です。
色は紫やら緑やら色々あるようですが、私はヤオガンシャンといえば紫！というイメージです。
質の良い標本はだいたい紫のフローライトなイメージ。水晶やらパイライトと共生しているのも多々見かけますね。
前置きが長くなりました。
個人情報の所だけ隠しました。
3月6日に落札→3月7日に発送→3月16日に到着というスピード配送でした。
前回eBayで購入したホランダイトインクォーツと比較すると梱包がしっかりしてますね。
外袋を開けるとこんな感じになってました。
中国人は品物をテープで過剰なまでにぐるぐる巻にしがちです。国民性？
四方八方からぐるぐる巻になっており開梱に難儀しました。
テープの下はPEのシート、その更に内側はキッチンペーパーのような紙で保護されており
緩衝対策は完璧でした。
そう言えば、なぜか外袋を開けた瞬間から「冷凍焼けしたシメジ」のような臭いがしました。
緩衝材に使われてたキッチンペーパーのような紙でキノコでも拭いたんですかね？んなわけないか。
肝心の石はこんな感じでした。
美しい・・・。パープルカラーはほぼエッジ部分（というか表層部分？）のみについており、
中心部分はカラーレスに近い色合いです。加えて透明度がかなり高い為に裏の母岩が透けて見えています。
フローライトは単結晶ですが、複数の立方体が水平方向を同じくして貫入し合ったような構造になっており
完璧な立方体ではありません。
フローライトって結晶同士が貫入し合って塊になったクラスターも良いですが
こういう単結晶がポツンと母岩上に乗っているものも味があって良いですよね。
ところで本体のフローライトとは関係ありませんが
母岩上に見える青のりみたいな緑のポツポツは何なんでしょう。
緑泥石？緑簾石？
母岩はありがたい事（？）に、水晶です。
いやいや水晶ってアンタ・・・この程度のもを水晶なんて呼ぶんじゃないわよ
母岩は石英でしょ？
とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には水晶と言い張りたいです。
そもそも水晶と石英って、どこからが水晶！どこからが石英！って
明確な定義は無いと思うんですよ。
その明確な定義が無いというのを前提とした上で
「私個人としては」透明度が高くて結晶が確認できたら水晶って呼んでもOKかなーと思ってます。
以上を踏まえた上で母岩の写真の2枚目を見てもらうと
標本の左下に結晶ができてるのが見えると思います。
裏向けて逆さにするともっとわかりやすいです。
右側に水晶のポイントがスボボボボと3つ4つ成長してますね。だから母岩は水晶だと言い張りたいです。
しかもこの水晶ポイントの部分だけやたらと透明度が高くて綺麗です。
惜しむらくはフローライトの単結晶とこの水晶ポイントが裏表で付いており、
なおかつ上下も逆さである為にどちらも目立たせて展示ができないって事。
水晶ポイントを目立たせて固定するとフローライト見えないし
フローライト目立たせると水晶見えない。
まぁ、今回は水晶標本として買ったわけじゃなく、あくまでフローライトの標本として買ったわけですから
優先すべきはフローライトでしょう。なにより標本としてのグレードみても
水晶部分よりフローライト部分のほうが数段上ですしね。
追記：そういえば書き忘れてましたが価格は7ドルでした。
日本円にして大体800円弱です。
という事でこういう感じでアクリルベースに固定する事に。
本当はフローライトを上にして縦に固定したかったんですが
縦に固定するとミネラルタック大量に使う上に、大量に使ってさえ重量で段々斜めになってきて最終的に倒れるし、
なにより縦固定だと水晶のポイント部分が完全に死ぬので横にしました。
話は変わりますが
おじさんの手とスマホが写り込んでますが、フローライトのフロアがいっぱいになってしまいました。
今回購入した標本は苦し紛れにサムネイルケースの上に一旦置きましたが見栄え悪いですね。
できれば平置きしたいんですが
他のフロアは違う鉱物のフロアで、一個だけフローライトってのはなんかA型的に許せない感じです。
と言うより、そもそも他のフロアも置く場所無いんですよ。もう満員。
なので
おんなじ棚の色違い、買っちゃいました！
以前白い方を組み立てた時にも
このように記事にしましたが、
不二貿易のガラスコレクションケース ハイタイプ 浅型です。
これですね。
このコレクションラック、値段の振れ幅が異様にでかくて
買う時期、買う場所によって1万～2万円の値段になります。欲しい人はできるだけ1万円の時期と場所で買うと良いですよ。
という事でいかがだったでしょうか？
eBayで購入した他の6点はまだ届いてませんし、なんなら6点のうち3点は3月10日から追跡番号での追跡が途絶えていて
かなり不安な感じなんですが、届き次第紹介したいと思います。
というか果たして無事届くんでしょうか？
ではまた次回！
第二弾もちうごくから届いたので記事にしました！
