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趣味の鉱物収集 フローライト×2(湖南省産)

前回の記事はこちら。

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは。いきなり余談ですが

はてなブログって無料バージョンだとトップページに記事が全文強制的に表示されて見づらいので

ブログのトップに「記事一覧」のリンクを貼り付けてみたんですよ。

そんでよく見たら、記事編集の欄に任意の行から「続きを読む」表示にできるボタンがあるじゃないですか!

 

最初からコレ使えば擬似的に記事一覧表示にできたというのに・・・。

今から全部の記事に続きを読むボタン付けるのはすごーく面倒くさいですが

地道にやっていこうと思います・・・。

 

本題です!

前回の記事で宣言した通り、今回もまたフローライトなんです

今回のフローライトはとても綺麗なので是非見ていただきたいです。

2点とも湖南省のものですが、どちらも違った美しさがあります。

湖南省というと、ヤオガンシャンやシャンファーリンが有名なフローライトの産地ですが

今回紹介する2点は見た感じだとどっちでも無さそうな印象です。

湖南省は知られてない鉱山が沢山あるんでしょうか?それとも見た目はかなり異質だけど

どっちかの鉱山のフローライトなんでしょうか?

早速紹介していきたいと思います。

 

まず1点目。

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フローライトキューブ

母岩の上に石英?というか水晶ですかね?

細かい水晶・・・いやもしかしたらカルサイトかもしれませんが

小さく飛び出たポイントが六方晶系な形なので多分水晶でしょう。

まぁそっちの話はどうでもいいんですが、ともかく母岩の上に薄く積もった水晶平原にフローライトキューブが数点突き刺さっているといった感じの標本です。

 

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上から

水晶部分もなかなか透明度が高く、濡れたような質感で美しいです。

母岩が黄色っぽいので水晶を透かして全体的に黄色っぽいので、雪原という感じではないですが

これはこれで味のある風景画のような見た目でなかなか好きです。

こういう情景を感じさせる標本は私のハートに突き刺さります。

ところでこの標本、商品名が「Blue "Window" fluorite」となっていて、直訳すると

「青い窓のフローライト」って事なんですが

母岩に刺さっている一番大きなキューブがまさに「青い窓」です。

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キューブ

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キューブ別角度

どうですか?無色透明なキューブの中にハッキリと青いキューブが内包されています。すばらしいファントムです。

惜しむらくはキューブの稜線部分に若干のダメージがある事でしょうか。

しかしこの程度のダメージは許容範囲内です。値段の事もあるのでなおさらに。

(価格はいつものように後述します。)

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平原感

小さいキューブの中心にもぼんやりと青色が混じっており、それもなかなかに綺麗です。

中心部分の深いブルー以外キューブは無色透明なので、母岩に積もった水晶との親和性が高くてまとまりのある標本になってます。青が良いアクセントですね。

アップにすると、ちょっと非現実的な景色をみているようで引き込まれます。

標本サイズも約160グラム、長辺が約8センチ程あり私のコレクションの中ではなかなかの存在感です。

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裏面

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裏面のフローライト

裏面はなんてことのない石っころ然とした見た目ですが、保護色化したフローライトキューブが生えています。

というか、裏面に生えてるキューブのほうが多いです。

こういうモスグリーンチックで地味~なフローライトも嫌いじゃないんで出来れば両面見られるように展示したいですがデカくて重いのに薄い標本なんで難しそうです・・・。

こちらの標本は6.13ドル、日本円で約670円でした。

いくら中国産のフローライトはリーズナブルな価格帯であるとは言え、このクオリティでこのサイズの標本が

たったの670円というのはハッキリ言って破格です。

鉱物標本好きな人でコレ670円は高い!って人はまずいないと思います。

こんな安値で落札できたのは本当にラッキーでした。

フローライトはそれなりの数をコレクションしてますが、現状ではこれが一番のお気に入りになるかもしれません。

 

そして2点目、また湖南省のフローライトです。

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フローライト塊

こちらの標本は母岩ナシのフローライトのみ、フローライト塊って感じです。

むしろフローライトが母岩で、その上に水晶?が発達してるといった感じですね。

水晶の積もり具合や青の色合いから見て、1点目と同じ鉱山から採れたものでしょうか?

先程のものとは違ってキューブ状ではなく、表面が階段状になってる結晶です。

流石にこのサイズでパーフェクトなキューブにはならないんでしょうね。

色もブルーとグリーンがグラデーションになっています。とても綺麗。

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持った

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持って透かした

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持って更に透かした

この標本、光に透かすとマジで本当に滅茶苦茶綺麗です・・・。

ため息が出るほど綺麗です。

前回の記事でシャンファーリン産のフローライトについて

 

「8個440円ぽっちの安物でも暫く眺めてられます。ずっとは無理ですけどね。」

「ずっと眺めてられるのはもうちょい高くて立派なやつじゃないと無理です。」

 

って書いたばっかりですが、これは掛け値なしにずっと眺めていられます。

光で透かした写真の2枚目と3枚目を比べてみてください。

同じ角度から撮った写真で、微妙に光源の位置が変わるだけでここまで色が変化するんです。この標本。

深い青から緑へ、そのまた逆へと角度を少し変えるだけで目まぐるしく色が変化します。

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裏面

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上面

裏面を見ると端っこにほんのちょっとだけ紫色が混じってます。写真右のほうですね。

贅沢言うならこの紫がもっと沢山入っていれば

トリカラーでさぞ豪華な標本になったことでしょう。

上の面は全面を水晶の微結晶が覆っています。

左右にちょっとだけ大きく結晶したヤツが角みたいで面白いです。

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持った

ライトを当てずに撮影するとごく深い青色で深海を思わせます。

ライト当ててた時あんなに主張してきた緑はどこ行っちゃったんでしょう?

しかしライトを当てないパターンも暗い色合いですが透明感が強調されて綺麗です。

サイズ感も160グラムオーバーで長辺が6センチ以上ありかなり存在感があります。

あえて欠点を挙げるとすれば、裏面のラフに欠けた感じが玉に瑕ですが表だけ見てれば問題ないので無視します。

価格は10.5ドル、約1140円でした。ちょっと高かった・・・!

高いと言ってもいつも私が購入する石の平均価格からすれば相対的に高いというだけであって

フツーに安いです。

例えばこの標本がミネショで3000円で売ってたとしたら私は迷わず買います。

5000円だったら・・・悩んで悩んで買うか買わないかは半々くらいですかね?

それくらい綺麗な標本でした。

私は嘘偽りや誇張なく本当にマジでお金がないので

4桁円する標本買うのは結構勇気がいるんですが、これは買って良かったです。一片の後悔もナシでした!

 

という事でいかがだったでしょうか?

まだ手元に届いていない石は残す所あと3つになってしまいました。

大変悲しい事ですがお金は無限じゃないので仕方ないですね・・・。

誰か優しい大金持ちの人が5億円くらい恵んでくれればいいのにって毎日思ってます。

多分2億円分くらいは石買いますね。

ではまた次回!

 

次回記事書きました。

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