前回の記事はこちら。
こんにちは。いきなり余談ですが
我が家の家庭菜園(放置栽培園)がきゅうりの量産をはじめました。
はじめてしまいました・・・。
去年余った種を全部蒔いて間引きせず全部育つがままにしてるんですが
毎日4~5本のきゅうりがコンスタントに収穫されます。
きゅうりって買うと割と高いから自宅で採れるのウレシー!
って思うのも3日目までで、日に日に冷蔵庫内にきゅうりが溢れてきます。
ストレスでしかありません・・・。
はい。今回紹介する石はフローライトとスペサルティン入り水晶です。
これら2つはeBayで購入して結構前に家に届いてはいたんですが、
到着がバラけたので「もう1点届いたら同時に記事にしよう」
と思ってるうちに写真だけ撮って忘れてたヤツです。
前回記事にしたスペ付き水晶を紹介した事で思い出しました。
という事で紹介していきます。
まずは1点目、フローライトから。
緑色のフローライトです。
産地は中国の湖南省、香花嶺。
おなじみのシャンファーリン産ですね。
これ・・・先にもう値段言っちゃいますけど
5.56ドル、日本円で約620円だったんですよ。
どうです・・・?これ、皆さんだったら620円出して買いますか?
私だったら買いません。
いや「買いません」てアナタ、買ってるじゃん。
買った結果手元に届くという事実が紛れもなく存在してるじゃん。
と、お思いでしょうがこれには理由があります。
というのも、eBayに掲載されていた写真がコレなんです。
写真と実物違いすぎない?
もう一回、実物の写真見てみます。
下にライト置いたせいで影っちゃったけど、どーみても、どうやっても掲載時の写真のような見た目じゃないんですよ。
これはやられた!!
よく見たらeBay掲載時の写真は水で濡らしてありますね。
なので表面の凹凸が水で埋められた結果透明感が強調されてるんでしょう。
これはやられた!!(2回目)
どんな頑張って撮影してもこれが限界でした。程遠いわ・・・。
もうホントにアイドルの宣材写真と実物くらい違います。
これはやられたわ・・・(3回目)
300円くらいならいいけどこれが600円超だもんなぁ・・・。
以前の赤水晶のように「写真とぜんぜん違うじゃん」ってクレームをセラーに入れようかと思ったんですが
この標本買ったセラー、ものすごく愛想が良い上にメールの返信も早くて対応が良いんですよ。
その上お得に落札できる事が多いセラーで
実は前回紹介した110円のスペ付きガーネットもこのセラーから落札したやつなんです。
なので今後の付き合いを考えて文句は言わない事にしました。
赤水晶のときみたいにトルマリンて書いてあるのにトルマリン付いてないとか
明らかな虚偽記載があるわけじゃないですしね。
宣材写真の標本が明らかに水で濡れてるのを見逃した自分を戒めて再発防止と致します・・・。
次です。次はスペサルティン入りガーネットなんですが
こちらはこちらで到着直後から問題が・・・。
その問題というのが
開封した途端ポロポロっと破片が2つ出てきました。
つまり欠けてるという事です。
早速テンション下げてきますね。
メインの結晶がガッツリ欠けてるとかじゃないんで文句言わない事にしましたが
シコリが残ります。
スペサルティンガーネット入り(&付き)スモーキークォーツです。
属性欲張りすぎな一品ですね。
産地は中国の福建省です。前回記事で紹介したチビと同じ省です。
県も同じかな?わかりません。
こちらの標本、サイズが結構ありまして100グラムオーバーあります。
大きさも掌サイズでキャビネットサイズに若干届かないかな?といった所。
スペサルティンは赤みが強く、「ガーネット!!」って感じの色合いです。
オレンジのスペサルティンも好きですが、ガーネットって言うとやっぱり赤のイメージ強いですよね。
水晶部分はごく淡いスモーキークォーツで、トップ部分に行くにつれて黒さが増していくようなグラデーションになっています。
とっても綺麗です。メインの一番大きい水晶ポイントの横に2つ小さなポイントが並んでいるのも標本としてのバランスがすごく良くていい感じです。
スペサルティンと水晶の共生標本はそれほど珍しいものではないですが、
水晶の「中」にガーネットが入ってるのはなかなか珍しいです。
その上この標本のようにバランスもサイズも色もクオリティもある程度の水準以上となると、かなり絞られてくるんじゃないでしょうか?
敢えて難を挙げるとすれば水晶の透明度がもうちょっとあったらよかったですね。
裏面にガーネットはくっついてないんですが、裏は裏で水晶が若干カテドラル気味に成長しており味があります。
あとこれ・・・ミネラルタックでベースに固定する際に気づいたんですが
母岩が死ぬほど脆いです。ミネラルタックに押し付けたらどこからか「ペキッ!」って亀裂の入る音がして肝が冷えました。
多分どっかヒビ入ったと思います。怖ぇ~!!
サイズ感はこんな感じです。
この角度だとサブの水晶ポイントがわかりやすいですね。
サブはガーネット付いてませんが形も色も非常に綺麗です。
表面のツヤといい、スモーキー具合といい本当に良い標本です。
メイン結晶の右に縦に走ったクラックもまた味になってます。
クラックの所だけスモーキー感が強いんですよ。
メインのポイントの表面についてるガーネットが削れてる?潰れてる?のが若干残念です。
もうちょっと沢山ガーネットがくっついてたり埋没してたりしてくれれば
1個2個潰れてるの気にならないんですけど・・・。
この標本、価格は22.5ドル、日本円で約2,500円でした。
私にしてはかなり高額な標本になりましたが、それだけの価値はあると思ってます。
それほど素晴らしい標本です。
以上、いかがだったでしょうか?
フローライトの方はハズレの標本と言わざるをえない残念な物でしたが
水晶の方は素晴らしいものでした。まぁ値段も高かったしね。
しかし鉱物標本ってのは唯一無二というか、各個が一点物で同じものが存在しないので
「これはっ!!!」と思った標本は是が非でも手に入れておきたいものです。
という事でまた次回!