前回の記事はこちら。
こんにちは。
どういうワケか今ならすごく面白くてウィットに富んだナイスな文章が書ける気がする!
と謎の自信がモコモコと急に湧き上がり今この記事を書いているんですが多分気のせいです。
いつも通りの毒にも薬にもならない無味無臭のつまらないブログですのでご安心下さい。
そもそも私のブログを見てくださってる方ってだいたい鉱物の写真を流し見するくらいで
文章なんて読んじゃいないと思うんですよね。
だって私が読者だとしてもこんな中身スッカスカな割に毎回2,000字以上もダラダラ書くようなブログなんて読まないし。
ここからしばらく余談ですので次の赤字まで飛ばして下さい。
そういえば、今週末である7月9日から横浜でミネラルザワールドが開催されますね。
去年は入場制限あったみたいですが今年はどうなんでしょう?
私は鉱物即売会と名のつくイベントについて
・各地のミネラルマルシェ
・新宿ショー(東京国際ミネラルフェア)
・池袋ショー(東京ミネラルショー)
と、
主催者違いの各イベント大体は行ったことあるんですがミネラルザワールドだけは行ったことありません。
鉱物おじ家の事情で来年(というか今年秋頃)から数年間しばらくはそういったショーに参加できなくなる事が確定しているので
今週末のミネラルザワールドは最後に是非行っておきたいと思ってるんですが
関東圏内と言えど横浜は遠いんですよ。埼玉在住の私にとって。
電車賃が往復3,000円以上かかるんですよ。あと片道2時間くらいかかるし。
(暇な計算鉄の人は電車賃から鉱物おじ家の最寄り駅を特定してみて下さい。因みに特定できてもなんのメリットもないです。)
ご存知の通り私はかなりの貧者ですので往復3,000円ってかなりキツイです。
なので必然的に近めの浅草とか大宮とかそういう交通費の抑えられる会場で開催されるミネショばっかり行ってしまうんですよね。
っていうか埼玉って結構鉱物の聖地じゃないですか?鉱物友の会の本部もあるし。
だからもっと鉱物のイベントを埼玉でやってもいいと思うんですけどねっ!!!!!
鉱物界隈はもっと私の財布に優しくして下さい!!!!!
あーあ、今週末横浜行けるかな~。お金無いなぁ・・・。
世界がバグってウチの家庭菜園で万札収穫できないかなぁ・・・。
余談ここまで。
今回紹介する石は2点で、2点ともフローライトです。
勿論お馴染みの中国産。
まぁ~~~た中国産のフローライトかよ。いい加減飽きたよ。って思われるかもしれませんが安心して下さい。
私も飽きてます。
いやしかし中国産のフローライトって本当に安く買えるんですよ。
というか逆説的にお金のない私は必然的に中国産のフローライトくらいしか買えないんですよ。
インド産の球状フローライトとか欲しいんですよ・・・。
というわけで1点目はこちら。
青いですね。ブルーフローライトです。
そういえば青いフローライトってあんまり持ってないな?と思って徒に入札した所落札してしまいました。
そんな感じの難の思い入れもないフローライトです・・・。
人工物か?ってくらいの激青色です。
ドギツイというか不自然というか。この嘘くさい青色は天然なんでしょうか?
以前も触れましたが中国産フローライトは放射線処理して発色させてるなんて噂が一時期まことしやかに囁かれました。
が・・・このレベルの標本(クオリティ的にも値段的にも)にそんな手間かけないでしょうし
きっと天然でこの嘘くさい色を実現してるんでしょう。地球ってすごい。
フローライト特有である立方体の結晶もなんかガチャガチャしてて分かりにくいし
表面はすりガラス状で透け感もないし、蛍光もしないし
お世辞にも「良い標本」とは言い難いですね・・・。
話は変わりますが、この標本、肉眼でみると若干緑がかって見えるんですよ。
それが何故か写真に移すと緑の要素が消えてしまいます。ライトつけたりけしたり
色々やってみたんですが肉眼で見た時の微妙に緑がかった色が出ませんでした。
謎です。
価格は2.75ドル。約300円でした。
300円かぁ~・・・じゃあまぁいいか?なヤツですね。
もし私が鉱物収集始めたてでこの標本を300円で手に入れたら暫くはウキウキでしょうけど
いくら安物のB級標本ハンターの私と言えど流石に20年以上石集めてりゃ目も肥えてきますので
これくらいじゃウキつけなくなりました。
それだけ擦れた大人になってしまったって事ですね。歳とりたくないなぁ。
なんならこの石でウキウキできる鉱物初心者の人が居たら差し上げたいとすら思ってるので
ミネショとかで「鉱物標本欲しいけどお小遣いが限られていて悩んでそうなキッズ」
を見かけたらあげちゃおうかな?とか思ってます。
流石に不審者が過ぎるか・・・。
次、2点目です。
中国は江西省産のフローライトです。
・・・出ましたね。ついに出てしまいました。
これは完全にやってるヤツです。
もう絶対に間違いないヤツ。大正解のヤツ。
これはもうフローライト好きな人なら間違いなく好きでしょう。
欲しいか欲しくないかで言ったら大体の人が欲しいと答えるハズです!
結晶が連続していて階段状になったフローライトは
↑こちらの記事でも紹介しましたが
今回購入したものは以前紹介したものよりキューブの一つ一つが大きく
またエッジ部分もかなりしっかり尖っていて欠けもなく、より階段感が強いです。
本体はカラーレスですがエッジ部分のみパープルが入っていて
それもまたエッジを強調する形になっており標本全体のシャープさが増しています。
ただでさえ幾何学模様感の強い標本ですが
結晶の各立方体の頂点を正面になるように見ると、パープルのラインがベンツのエンブレムのように見え
それがいくつも並んで見えるのでより幾何学感が増してなんとも不思議な見た目になります。
また、表面はすりガラス状に曇っていますが標本自体の透明度はなかなかに高く、光を透過するとまた違った見た目に。
最後の写真なんかは標本の裏にある指の輪郭がハッキリ見えてます。
透明度が高い証拠ですね。
しかし先程も言いましたがこれだけときんときんに尖った標本なのにほぼ欠けや削れが無いのは本当に素晴らしいです。
中国産のフローライトはこれまで数多く買って、数多く紹介してきましたが
この標本が私の中で暫定ベストオブ中国フローライトになりました。
そして肝心の価格ですが、価格は17ドル、約1,900円でした。
こんなにも素晴らしいシェイプかつカラーリングのフローライトが
たっっっっったの1,900円ですよ。どうしちゃったっていうんですか?(混乱)
確かに私がeBayで購入したすべてのフローライトの中で最も高い価格でしたが
それでも1,900円ですよ!?
1,900円の価値がどれくらいかと言うと、休日の「すたみな太郎」一回分です。
ワン太郎我慢すればこの石が買えてしまうんです。信じられますか?
おそらくこのグレードのフローライトを日本のミネショで購入しようと思ったら
最低でもスリー太郎、下手するとファイブ太郎かそれ以上の価格はするはずです。
素晴らしい買い物をしてしまいました。
ありがとうございます。中国に向かって敬礼!!
という事で、いかがだったでしょうか?
フローライト飽きたなんて言いましたがアレは勘違いでした。
世界中から産出するフローライトの中から中国だけに絞ってもまだこんなステキな標本が眠ってるワケですから
飽きようはずがありません。
フローライト(と水晶)は価格的にも流通量的にもバリエーション的にも
非常に初心者向けの鉱物です。
少しでも興味を持った方は是非フローライトを「まず1つ」購入してみる事から始めてみてはいかがでしょうか?
ではまた次回。
次回記事書きました。