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趣味の鉱物収集 ハイアライト

前回の記事はこちら

 

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは!

今週も元気に石を紹介を紹介していきたいと思います。が!

今回は3点ではなく1点だけ紹介します!

なぜなら、一番お気に入りの標本で沢山写真を載せたいからです!

タイトルにもある通りハイアライトの紹介になります。

ハイアライトは

 

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この記事でも紹介しています。

 

あ、そういえば前回書き忘れたので補足しておきますが、蛍光するタイプのハイアライトは何故蛍光するかというと、微量のウランを含んでいるからです。

そう言われるとウランガラスと同じ蛍光色してるでしょ?

で、以前紹介した標本とは違い今回のは蛍光しません。

その代わりかなり透明度が高くサイズもおおきめです。

 

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 この記事の最後でちょっとだけ写真のせてるヤツですね。

では紹介していきます。

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ハイアライ

どうです?すばらしいじゃないですか。

以前紹介した蛍光する標本はメキシコ産でしたが、こちらはハンガリー産です。

ハンガリーハイアライトの特徴丸出しの透明度の高さです。

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フラッシュ

フラッシュ焚いて撮影すると透明感がより鮮明になります。

本当に水みたいな感じです。

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縦2

写真だとわかりにくいですが、母岩の表面もうっすらハイアライトが覆っていて水で濡れたようになっているのわかるでしょうか?

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マクロで

マクロで撮るとこんな感じです。

表面のボコボコ感が若干キモいです。なんとなく芋虫の足っぽいというか。

もしくはカタツムリに寄生したレウコクロリディウム感。レウコクロリディウムは表面ボコボコじゃないですけどね。

 

この表面のボコボコ感ができるのは、ハイアライトが結晶構造を持たない珪酸鉱物の一種だからです。

珪酸鉱物という事で感の良い方と過去の記事を読んでくれた方はお分かりかと思いますが

ハイアライトはオパールの一種という事ですね。

オパールというのは先程書いたように結晶構造を持たないため、厳密には鉱物ではありません。

ガラスと同じようなものだと考えてもらえるとわかりやすいです。

溶けたガラスが冷えて固まっても水晶とかフローライトみたいな結晶にならないじゃないですか?あれとおんなじです。

そういう事なのでハイアライトも無秩序なボコボコした形になるんですね。

話が脱線しますが、オパールというと一般的に虹色のキラキラした石を思い浮かべると思います。

そういう宝石として利用されるオパールは「プレシャスオパール」と言います。

名の通り貴重で高いオパールですね。

一方、遊色の無い、石の色そのものしか見られないオパールは「コモンオパール」と言います。

こちらは名の通り普通のありふれたオパールです。

どれくらいありふれているかと言うと、日本でも各地で取れるくらいです。

ハイアライトはどちらに属するのかというと、遊色が無い為にコモンオパールという事になります。

 

話が行ったり来たりしますが、私はハンガリー産のハイアライト標本を2つ持っています。

もうひとつがこちらなんですが

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ハイアライトその2

こちらは母岩から盛り上がったような形で一箇所に密集しています。

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アップ

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横から

こっちの標本は母岩が非常に脆く、ミネラルタックにくっつけただけでボロボロと崩壊するレベルなのでケースに入れています。

横着してケースから出さずに撮影したためイマイチの写真になってしまいました。

なので過去に撮った写真も貼っておきます。

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購入当時

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当時2

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当時のマクロ

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マクロ2

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マクロ3

過去も今も当然ですが見た目は変わってないんですけどね。

普通に扱っている限り不変であるというのも鉱物のいいところだと思います。

なので鉱物収集は終生までの趣味にできますよ。なんなら世代を超えて引き継げます。

もちろん、いくつかの鉱物は取り扱いに注意が必要なものもあります。

さっきと言ってる事が真逆ですが、ハイアライトも一応取り扱いに注意した方がいい石の一つです。

というのも、ハイアライト含むオパールは石の中に水を含む唯一の鉱物(鉱物じゃないけど)です。

なので、オパールの種類によっては水に浸けると遊色が消えたり濁ったり、水につけたオパールを乾かした際に一緒に石の中の水分が抜けて割れたり、

逆に水に敏感になりすぎて、乾燥させすぎて割れたりします。

そうは言ってもジェムクオリティの高価なオパールはそもそもカット前に天日に長時間晒して乾燥させ、

割れなかった丈夫な物だけを使うと言いますし

ハイアライトみたいなコモンオパールは遊色もないし、せいぜい割れるか濁るかくらいでしょうが、おそらくそこまで敏感にならなくても大丈夫だと思います。普通に扱っていれば問題ないでしょう。

普通に扱ってて問題あるような石は標本として流通する過程でもう既にどうにかなってるでしょうし。

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また脱線しますが、ハイアライトはかつて日本でも採れたそうです。

1858年の飛越地震で周辺の環境が変化し、ハイアライトの産出に適した環境になった事で、地震から数十年でハイアライトが発生したそうです。

しかし、当然と言えば当然ですが一瞬で取り尽くされたそうです。その後も産出はするそうですが、条件が微妙に変わったせいか最初期に採れたような透明なものはもう採れないようです。残念ですね。

 

以前も書きましたがハイアライトは和名を「玉滴石」といいます。

「たまだれいし」でも「ぎょくてきせき」でもいいみたいですが

たまだれいしって何かダサい感じがするので私はぎょくてきせき推進派です。

私の標本はゴチャゴチャしてボコボコしてますが

水滴が一滴だけ固まったようなハイアライトもあります。そっちの方が玉滴石って感じしますね。

 

以上、いかがだったでしょうか!!?

今回は一番のお気に入り標本を紹介しました!実は購入価格もそれなりに高かったんですが後悔はしていません!

価値観は人それぞれですが、ソシャゲとかに課金するよりよっぽど有意義なお金の使いかただと思います。

でも多分ソシャゲとかに課金してる人からしたら「石っころに高い金払ってバッカじゃねーの?」って感じなんでしょうね!

はい!ではまたじかい!

 

次回記事書きました!

 

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