前回分はこちら
こんにちは!
前回地味な石だったので今回はちょっとギラついたのを混ぜていきます!
という事で今日は砂漠のバラ ハイアライト ビスマスの3点です。
まずは砂漠のバラから。
モロッコ産です。どこが薔薇・・・?って感じですけど写真の上の方のちょっととんがってる所、微妙に、ビミョーーーに薔薇の花びら感あるでしょ?そういう事らしいです。
メキシコ産の砂漠のバラは親指サイズくらいの小粒で色も白いんですが、モロッコ産はこの通りデカくて茶色いです。
白くて小さくてかわいいメキシコの砂漠のバラもそのうち紹介しますね。
鉱物としては石膏(セレナイト)なんですが、砂漠の砂が混じるのでこんな色になります。
ウィキペディアさんによると、砂漠のバラは水に溶けたミネラルが晶出する事で発生するらしいので
これが採取される所はかつて水が存在したという事らしいです。
ミネラルフェアなんかで結構見かける上に安価で面白い形なんでオススメです。
次、ハイアライト!
値段出ちゃってますが構わないことにします。
母岩の右下に透明な水滴っぽいのが付いてるのおわかりでしょうか?
ちょびっとしかついてないんですが、これがハイアライトです。
前にもちらっと
こちらの記事の最後で別の標本ですがハイアライト紹介してますね。
以前紹介したほうが標本としては立派なんですが蛍光しません。
今回紹介しているハイアライトは蛍光するんです!
ブラックライトを当てるとこんな感じに。
蛍光すると母岩のあちこちにゴマつぶみたいなハイアライトがくっついてるのがわかります。
蛍光しないタイプのやつも時間の止まった水みたいで大変美しいんですが
蛍光するやつもそれはそれで綺麗なのでどっちも好きです。オススメですよ!
ちなみにハイアライトはオパールの一種なので結晶構造をもちません。だから何だって話ですが。
最後はビスマス!
鉱物じゃないんですけどね!
このビスマス結晶、ビスマスという金属を溶かして固まりかけのちょうどいいタイミングで取り出すと作れる結晶なんです。
結晶のフレーム部分が先に固まって内側が形成されないこういう結晶を「骸晶」って言います。
未来感ありますね。もしくは熱出たときの悪夢ってこんな感じですよね。虹色なのは表面の酸化皮膜だけで、金属自体の色は灰色です。
ビスマスの人工結晶って何故かミネラルフェアで売ってることが多いんで大体の石好きは持ってるんじゃないでしょうか。
私はビスマスの地金買って自分で溶かして結晶作成にチャレンジした事があったんですが見事に失敗しました。結晶が全然うまく育ちません。
ちなみにビスマスの地金が私が購入した当時1キロ1万円でした。バカみてぇ・・・
今はキロ5,000円未満で買えるみたいですが、どっちにしろ完成品の結晶買ったほうが安いです。
以上いかがでしたか!?
今回紹介した中で特にビスマス結晶は石好きじゃなくても興味を持てる面白い結晶かと思います。
これを機に是非皆さんも石を好きになって下さい。
次回分書きました!