鉱物好きにとってまず避けて通れない石、その一つにフローライトが挙がると思います。
フローライトという石、水晶と同様に
安価で カラバリ豊富で 手に入りやすく 綺麗
と、収集するにあたっては非常に優れた鉱物です。
フローライトという石、和名はホタル石と言いますが
これは紫外線により蛍光する事からこう名付けられたのでしょう。(多分)
※2022.1.19 追記※
「ホタル石」の名前の由来は加熱すると光って弾ける性質がホタルっぽい見た目だからだそうです。
ホタルが弾けてる場面見たこと無いけど・・・。
なんにせよ適当な事書いたらダメですね。
蛍光も綺麗ですが、可視光線下でも白・緑・青・紫・黄色・ピンク等カラーが豊富で綺麗です。物によっては複数の色で層ができた物もあります。
販売されている形態は主に
ラフカット ルース(磨き) 八面体 結晶
の3種類があります。
ラフカットデカイ原石を適当に砕いた欠片のような状態で、ザ・石ころという感じのものです。ラフで売ってるフローライトは中国産が多い印象で、値段も安いです。色は緑~青が多い印象。
ルース(磨き)は、原石を磨いて宝石のようにした状態で、つるつるで形が整っているので綺麗です。こちらは磨いてある分本当に綺麗で、マルチカラーのものはガチの貴石や半貴石には無い美しさがありますが、磨く手間の分割高です。
ちなみにフローライトはモース硬度が4しかないので、ルースをペンダントなんかにして使っていると割れる危険性が高いです。
八面体は、フローライトのへき開特性を利用して綺麗な八面体に割ったヤツの事です。
へき開って言うのは簡単に説明すると「綺麗に割れるよ」っていう事です。黒曜石が薄く剥がれるように割れるアレと同じです。
フローライトは前述した通りモース硬度が4で、結構割れやすいのでニッパーでグってしたら簡単に割れます。
大きいラフが手に入ったら自分で割って八面体づくりするのも楽しいんじゃないでしょうか。
結晶はそのままの意味で、自然にできた結晶のままの標本です。
大体が母岩付きで、六面体です。つまりサイコロ状です。
たまに八面体とか、サッカーボールみたいな結晶とかありますが、あんまり見ません。
一つとして同じ物は無いので沢山集めたくなります。
余談ですが、中国産の青い結晶は放射線処理を施して着色している可能性が非常に高いです。天然にこだわる人は注意しましょう。
別にこだわらない人は安くて綺麗なので積極的に買いましょう。
それと、結晶は値段がピンキリです。ワンコインで買える物から二桁万円になる物もあります。
綺麗なものほど高価ですが、価格の妥当性は沢山石を見て学ぶしかないです。不当に高値なものを掴まないように沢山石を見て知識を貯めましょう。
逆に、クオリティに見合わない安値が付けられている石を見つけられるようになるととても楽しいです。
上で貼った紫色の結晶は物に見合わない安値で、見つけた瞬間ションテンがガリアーしてしまい即購入しました。同じようなものが3つ売ってましたが、10分くらいで完売してたのでやはり掘り出し物だったんだと思います。
フローライトは価格的にも、見た目も初心者向きな鉱物です。私はそう思います。
興味のある方は各地で定期的に開催されるミネラルフェアとかミネラルマルシェに行ってみて下さい。見てるだけでも楽しいですよ
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