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こんにちは。
いよいよ今週末、さいたまミネラルマルシェが開催されます。
今年はコロナのせいで会場がスーパーアリーナになりましたね。ものすごく広いので人混みが嫌いな私としては大変助かります。
ただ一点、横浜で開催されるミネラルザワールドと日程が丸かぶりしてます。
それほど大きくない鉱物市場なんだから、そのへんは示し合わせて日程ずらせばいいのに。
関東の近場で同時開催だとお客さん分散しちゃうから出展側にもデメリットだし、
出店も分散しちゃうからお客さんにとってもデメリットですよね。
私は今回さいたまミネマルに行く予定ですが、(近いから)
横浜の方の出店者に
去年末の池袋ショーで素晴らしいドイツ産フローライトを特価で売ってたハッ○ーギフトさんや
数年前の浅草橋ミネマルで階段状の面白いフローライトを安値で売ってたテン○ワクリスタルさんやらがあるんですよね。
できればそこのブース行きたかった・・・!
という事で本題です。
今回紹介する石は以前記事にしたeBay購入品です。
4点纏めて届いたので今回はその内の2点、フローライトを紹介したいと思います。
どちらも同じ国、同じ地方のフローライトなんですが
それぞれ特徴があって甲乙つけ難く、安いのもあってどちらも購入してしまいました。
という事で以下到着荷姿から紹介していきます。
到着しました。
今回は2人のセラーさんから同時に荷物が届き、片方のセラーさんからは3点同時購入してるので2つのパッケージになってます。
袋の方にフローライト一点、
箱の方にフローライト一点とその他二点入ってます。
その他二点については次回記事にします。
開封するとこんな感じになってました。
袋の方は、以前
このヤオガンシャン産フローライトを購入したセラーさんだったので
梱包も全く同じでした。そして謎のしめじ臭も相変わらずでした。
箱の方は今回初めて購入するセラーさんでした。
箱の内側に発泡スチロールが敷き詰められて、更にその内側にキッチンペーパー?か何かにぐるぐる巻にされた
石が詰められ、石と石の隙間にもペーパーが詰め込まれ
全く動かない状態で箱に詰まってました。
今回紹介しない「その他2点」の石が非常に脆いのでかなり気を使った梱包してくれたようです。
今回も無事欠け無しで届きました。
そしてこちらが一点目のフローライト。
Hunan province of China
中国湖南省産のものです。
湖南省というとヤオガンシャン?かと思いましたが
あえてヤオガンシャンと書かず湖南省表記ということは違うんでしょうか?
まぁどっちでもいいです。
鉱山まできちんと表記したラベル貼りたい!って程几帳面じゃないですし。
このフローライトの特徴はなんと言ってもこの
ウルトラクリア―
な透明度でしょう。
上の写真の一部を切り取ってアップにしてみました。
どうですかこの透明度。右の結晶は表面が一部すりガラス状に曇っているものの
左の結晶は完璧な透明感です。ちょっとダメージあるのが文字通り玉に瑕ですが。
すりガラス状になってる方の結晶も下半分はウルトラクリア―です。
説明では「透明」としか書かれておらず、色について言及がなかったので
もしかしたら淡く色がついてるのかな?と若干心配してましたが
完全なカラーレスで安心しました。
カラーレスが欲しかったんですよ。
カラーレスといえばロシアのダルネゴルスク産ですし
実はそこの産地の標本が欲しかったんですが高いので諦めました。
ロシアのクオリティ高いやつは平気で2万3万しますからね。
一方今回買ったこの湖南省産カラーレスフローライトの価格は
なんと9ドルでした。
日本円にして約1,000円。
っていうか1,000円切ってます。勿論送料込みで。
狂ってませんか?値段。
なんでこんなに安く落札できるんでしょう?
結晶小さいとは言え、かなりの美しさですよ。
カラーレスのフローライトってそんな人気無いんでしょうか?
私にもうちょい行動力があれば転売に手を染めてるレベルの安さです。
話が逸れたので二点目に行きます。
二点目がこちらです。
こちらも先程と同じ
Hunan province of China
のカラーレスでクリアーなフローライトです。
先程と違う点は母岩の色でしょうか。
雪が降り積もったような、真っ白の母岩です。
実際何かの鉱物が表面に付着してる感じですが、種類はわかりません。
もう一つの特徴として、フローライトの他に灰重石(シェーライト)の結晶も共生しています。
ちょっと濁った八面体の結晶が灰重石です。
最初eBayで見つけたときは
「同じ母岩状に立方体と八面体のフローライトの結晶が共生してるなんて超珍しいじゃん!」
と早とちりしたんですがよく説明を見たら八面体は灰重石でした。
それでも面白い標本である事には変わらないので落札しちゃいましたけど。
肝心のフローライト部分は母岩が真っ白なせいで
透明感がいまいち写真に写りにくいです。
そして1個目のやつほどクリアーでは無く、内部にクラックのような模様があるので確度によっては虹が出ます。
(写真には写ってませんが。)
でもね、灰重石とかフローライトとか虹とか、そんなのはどうでもいいんですよ。
どうでもよくはないですけど、どうでもいいんですよ。
肝心なのはこの圧倒的雪原感!!
アップで見ると本当にもう雪原にしか見えません!
上の写真の一部を切り取ってみました。
もうこれ雪原でしょ。雪原ですこれは。写真で見るより本物はもっと雪原なので
実質本物の雪原と言っても過言では有りません。
因みにお値段は13ドルでした。
日本円にして約1,400円ですね。
一個目より少々高いですが、それでもたったの1,400円です。
1,400円で手のひらサイズの永遠に溶けることのない雪原が手に入るとなれば、
それはもう買うしかないでしょう。
え?そんな事ない?ふ、ふぅ~ん・・・。
ところでさっきから雪原雪原と言ってますが、雪「原」では無いですね。どうみても原っぱではない。
どっちかって言うと山?渓谷?っぽいです。
たった1,400円でねぇ?手のひらサイズの永遠に溶ける事のない冬の渓谷が手にはいr(略
という事で、いかがだったでしょうか?
同じ産地の同じ色のフローライト2つも買ってバカみたいだね
とお思いの方もいらっしゃる事かとは思いますが、欲しかったし、安かったんだからしょうがないと思います!
最後に次回記事にする予定の石をチラ見せして終わりたいと思います。
ではまた次回!
ほいよ。これ、ダイソーの100円・竹蓋付き・ガラスキャニスターね。
逆さまにしちまえば高級感溢れるアチアチ・ミネラルケースに早変わりってワケ。
追加でラベル貼ってもいいし、店行って高い金出すことはないんだよ。
次の記事できました!