家の事とか素人DIYとか、あと趣味とか。

趣味は鉱物収集がメインです。リンクフリー(死語)!!!!!

趣味の鉱物収集 球状カルサイト アラゴナイト オプシディアン(アパッチの涙)

前回記事はこちら。

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは。

今回の記事も前回に引き続き「2022 冬 浅草石フリマ」で購入してきた石の紹介をしていきたいと思います。

なんかこれ、前にもどこかで言ったか書いたかしたような覚えがあるんですが

プロでない、いち鉱物収集家の放出品を買える機会ってあんまりないですよね。

ついったで放出~とかやってる人もいますが、

大体が「それ利益乗せてるよね?」って価格で、放出ってか転売でしょ?みたいなのばっかりですし。

(あくまで個人の見解です)

その点石フリマは良いです。放出品の実物が吟味できて更に値段も確認できて

高けりゃ買わなきゃいいだけなんですから。

あと、やっぱり対面販売という販売方式の特性上、心情的にぼったくり価格はつけにくいでしょうしね。

当然放出品で出店している「普段は購入側」にいる人たちの出してる石は良いものが多いです。

だって一回鉱物収集を趣味にしている人のおメガネに適ってる品なわけですから。

だから石フリマ行くと

「これいいな~。けどちょっと覚えておいて一周まわってきた後にまだ売れてなかったら買おう」

とか無いです。「これいい!買お!」になります。

つまり、なんというか着地点を見定めぬまま「石フリマはイイよ!」って事をアピールしたかっただけなので

このまま着地せず石紹介に移りたいと思います。

 

今回紹介する石も3点。

カルサイトとアラゴナイトとオプシディアンです。

名前だけ聞くと非常にありふれた石3つですが今回のはそれぞれかなり特徴的な見た目をした石たちです。

 

まず一点目のカルサイトから。

カルサイトです。

球状カルサイトとでも言いましょうか、

母岩にまるで球状フローライトのような見た目のカルサイトがくっついている標本です。

産地はイタリア。詳しい産地もラベルに表記がありますが

ちょっとわかんないですね!

どの粒もまったくダメージナシで整ってます。

母岩の茶色とカルサイトの黄色がコントラスト効いてて綺麗。

調べた所イタリアのカルサイトはこういうの出るっぽいですね。

初にお目にかかりました。こりゃいいや(?)

それにしてもカルサイトって本当にいろんな形の結晶がありますね。

丸だったりトゲトゲしてたり柱状だったり。

例えば

scatmanbo.hateblo.jp

これもカルサイトですし、

 

scatmanbo.hateblo.jp

これもカルサイト。

 

scatmanbo.hateblo.jp

そしてコレもカルサイトですよ。

 

これらが全部同じ石だとは思えません。

が、同じ石です。なんでしょうね。すごいですね。地球はすごいなーって思います。

こちらの標本は3000円でした。

購入はLotus stoneさんから。前回の石フリマでもパイライトサンとか買わせてもろた人ですね。

個人的にこちらの方の出店は石フリマに行く動機のうち、結構大きな割合を占める一つです。

だって素晴らしいんだもの放出品が。

 

次。2点目です。

アラゴナイトです。

霰石とも言います。過去別のアラゴナイト紹介した際もおんなじこと言ってますね。確か。

産地はモロッコ。もうアラゴナイトっつったらだいたいモロッコです。

代わり映えしません。

代わり映えしない石を、じゃあなんでまた買ってきたのかと言うとですね・・・

そらもうこの形ですよ!この形!

「ト」じゃないんだから!

「ト」じゃないんだから!!!

あまつさえ「T」じゃないんだから!!!!!

いやぁ~面白い形してますよね。

でかい結晶の丁度真ん中あたりにまるでおちん○んのように生えた小結晶。

こういう標本ホント好きです。

裏はちょっとガチャってますけど。

まぁ裏なんて見なきゃいいんです。というか裏は裏で味がありますし?

なんでこれを放出しようと思ったんでしょうね?

しかもたった300円で。

小さいし場所取らないし、手元に置いときゃいいのにって思いますが

でもそうすると私が買えなかった平行世界の未来が発生してしまうので手放してくれてありがとうございました。

こちらも購入はLotus stoneさんのブースからなんですが

売り主の方はロータスさんに委託して出品していた

逆さめがねさんです。こんな良いものをたった300円で・・・ねぇ?

本当にありがとうございます。

 

最後、3点目です。

オプシディアンです。

真珠岩中に発生したオプシディアンで

通称「アパッチの涙」とか「アパッチティアーズ」なんて呼ばれるやつです。

産地はアメリカ。まぁアメリカが産地なんで博識な人は感づくと思いますが

アパッチはインディアンのアパッチ族の事ですね。

黒曜石なんでガラス質な見た目してるのかと思いきや

表面はヘマタイトのようなメタリックな光沢があります。

なんで~?

所でアパッチの涙という名前の語源ですが、

その昔アパッチ族が迫害を受け、殺され奴隷化され土地を奪われた際に流した涙が大地に落ちて石になったとされる言い伝え?からです。

物悲しい・・・。

黒曜石の横とか母岩の裏とかにも丸っこい窪みがあるんですが

これはここにも涙がアパってた痕跡なんでしょうか?

どうでもいいか・・・。

こちらの標本も逆さめがねさんより400円で購入しました。

え~?うそぉ~?400円~?安~い。安くな~い?え~?なに~?なにごと~?

実はこれ事前についったで放出品紹介として紹介されてた段階で

「これ絶対(値段次第だけど)買うたろ!」って思ってたんですが、いい意味で値段が裏切ってきましたね。そら買うでしょこの値段なら。

恐らくこの価格帯の標本って、石フリマに来てたキッズ達が

お小遣いの範囲内で手の届く数少ない標本だと思うんですが

ごめんねおじさんも欲しいんだ。コレ。

だから買うね?

キッズ達の数少ない選択肢を奪ってしまって心が痛むんですが

速いもの勝ちだから。世間は厳しいし大人は汚いんだよ。

 

話は変わるんですが、石フリマに出品してるアマチュアの人ってすごいキチンとした

ロケーションカードというか、ラベル作ってるんですよね。

ロータスさん然り。ああいうのみると

エクセルで枠作ってプリントして手書きしてる自分なんてまだまだ情熱が足りないんだなと思い知らされます。

ただ、個人的にラベルは手書きのほうが嬉しいです。

なんていうか、その石の背景とか渡ってきた人が透けて見えるというかそういう感じがして。

ただ自分が書いた手書きのラベルは嫌いです。字がドヘタクソだから。

 

というわけでいかがだったでしょうか?

今回紹介した石は全部合わせても3700円と嘘みたいにリーズナブルですがどれもこれも非常に素晴らしい標本でした。

こんないいものを低価格で放出してくれた出品者の方には頭が下がるばかりです。

本当に素晴らしい。ありがたいことです。

言ってくれれば全然、ホント足とか舐められますんでこれからも良い標本をよろしくお願いします。

ではまた次回。