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趣味の鉱物収集 砂漠の薔薇 オーピメント ルチルクォーツ

前回の記事はこちら。

scatmanbo.hateblo.jp

 

こんにちは。

引き続き今回も浅草石フリマで購入した石の紹介をしたいと思います。

今回紹介する石は3点

砂漠の薔薇 オーピメント ルチルクォーツ

です。

砂漠の薔薇に関しては既に過去3回程紹介しているんですが

今回紹介する砂漠の薔薇はこれまでのものとは種類が違います。

何がどう違うかについては写真つきで解説したいと思います。

オーピメント(雄黄)とルチルクォーツは初ですね。

前々回のオプシとズニ石もそうなんですが

なんか石フリマに行った事で久々にはじめて紹介する種類の石が出てきたように思います。

楽しいですね。

 

では早速1点目行きます。

砂漠の薔薇

砂漠の薔薇です。

産地はアメリカのオクラホマですね。最近はもう中国以外の産地ってだけで新鮮です。

サイズはちょっとデカめのミートボールくらいです。

さて、この砂漠の薔薇はこれまで紹介した3点と何が違うのかと言いますと

勿論産地も初の場所なんですが、

石好きな人はラベル見て気づいてるかもしれません。

そうです。石の種類がバライト(重晶石)なんです。

過去記事でも少し触れたと思うんですが、砂漠の薔薇(デザートローズ)って

セレナイト(自然石膏)でできたやつとバライトでできたやつの2種類があるんです。

今回購入したのはバライトVerのやつ。

ちなみに入手難度はバライトタイプの方が圧倒的に高いです。レアです。

比較

比較してみました。

右がバライトローズ

左がセレナイトローズです。

こうして比べると違いがよくわかりますが、セレナイトローズの方は結晶のフチが鋭く薄くなっています。

対してバライトローズの方は結晶が厚ぼったい感じで根本とフチの厚さが同じ。何となく柔らかそうな雰囲気あります。

石だから実際は硬いんですけどね。


セレナイトローズよりバライトローズの方が薔薇っぽさ強い感じがします。個人的に。

セレナイトローズは結晶がなんというか無秩序なんですよね。

たまたま私の持ってる個体がそうなだけかもしれませんが。

こちらの標本は300円でした。

購入は「ねこかぶり」さんから。

バライトローズってたしかに見た目麗しい系の標本じゃないですけど

それにしても300円って安すぎやしませんか?と思います。

個人的に「セレナイトじゃないバライトタイプもいつか欲しいな」と思っていたのですぐさま買いでした。

ありがとうございました。

 

次、2点目です。

雄黄

オーピメントです。雄黄または石黄とも呼びます。

ラベルでは「石黄」となってますね。

産地はロシア。



雄黄と言えば中国みたいなイメージありますけど

(私は勝手にそう思ってますけど)

これはロシア産です。中国産のヤツは

「リアルガーとズッ友な黄色い石」って感じの見た目ですがコレはちゃんと結晶も確認できて綺麗です。

色も黄色というよりオレンジですね。

下の方の結晶が荒れた部分はちゃんと黄色ですね。

これが本来の色?なんでしょうか。

因みに雄黄ことオーピメントは石界の中で屈指の屈折率を持つ鉱物らしく

その屈折率の高さはダイヤモンドすら凌ぐらしいです。

しかし一方で光によって退色をし易い石でもあるそうなのであんまり照らさない方がいいみたいです。

アンビバレンツな性質ですね。

更にこの石、最初の写真のラベルに書いてある組成を見ると分かるんですが

ヒ素の硫化物です。ヒ素ですよヒ素

つまり毒性があるって事です。調べた所、水溶性ではないためちょっと触る程度であれば問題ないみたいです。

が、どのみちモース硬度が2以下と弱い石なので触らないに越したことはないかもしれません。

余談ですが、辰砂といい雄黄といい、中国は毒石いっぱいありますね。

食べ物も毒まみれだから不思議じゃないですけど。

価格は1,000円でした。

購入はこちらも「ねこかぶり」さんから。

オーピメントは完全にノーマークな石だったんですが、綺麗な結晶だったのでつい購入してしまいました。

今回の石フリマで購入したうちの「ついつい案件」その1です。

まぁ1,000円なら・・・ってヤツ。

 

最後3点目です。

ルチルクォーツ

ルチルクォーツです。

産地はブラジルのNovo Horizonteだそうです。ちょっと分かんないですね。

ルチルクォーツって結構見かける事があっても、大体がタンブルだったりルースだったりビーズだったりに加工されてませんか?

欲しい石ではあったんですけど、原石派の私はできれば水晶のポイントが残ってる原石を・・・

と思いずっと手に入れずじまいでした。

今回購入したものはインクルしているルチルの量はちょっと控えめというか、ぶっちゃけかなり少ないし

ポイントの上部にドデカクラックも入ってしまっているというのがマイナスポイントですが

水晶の透明度はかなり高く、クラックはあれどちゃんと結晶の形を保っているという点を評価し購入しました。

水晶の後ろの指がここまで透けるほど透明度高いです。

表面もツヤツヤな為、少ないながらも内部のルチルが非常によく見えます。

このレベルで太陽ルチルが入ってたらもう言うこと無いくらい完璧なんですがそれは流石に夢見すぎですね。

っていうか太陽ルチルだったら「イン・クォーツ」じゃなくても欲しいです。

こちらの標本は1,000円でした。

購入先は不明です。不明っていうか、パンフにブースの番号のみ記載されていて名前が載ってませんでした。

石フリマのサイト見てもわからずじまい。

なんにせよブース85・86の方、ありがとうございました。

余談ですがこのルチルクォーツ・トレーにザーッと雑に入れられており

1つ1,000円という感じの売り方だったんですが、

私が購入した個体ただ1つを除いて、それ以外は全て「ぶっかき状」の原石でした。

ぶっかき状のやつのほうはルチル盛り盛りに入ってたんですが

やっぱ水晶買うなら水晶ッッ!!って形のやつがいいなぁと思い形を優先しました。

 

以上、いかがだったでしょうか?

今回の記事で石フリマ購入品の紹介も折り返し地点です。

残り2回くらい?で紹介も終わります。

なんというか、紹介記事を書き終えると石フリマの余韻が消えるようでちょっと寂しいんですが

石の管理目的としても記事にしないわけにはいかないのでサッサと記事書いていきたいと思います。

ではまた次回。

 

次回記事書きました。

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