前回の記事はこちら。
こんにちは。
前回池袋ショーに行ったよ!という記事を書きましたが、
私は初めて行くミネショ等の情報を調べる際に、そのショーの過去開催回に実際行った人のブログをよく拝見します。やっぱり実際参加した人の感想とか、どういう物を買っただとかとか、会場の規模や雰囲気とかって
そういう生の声が一番リアルに伝わってくるからです。
なので、私がブログを書く側になるにあたって
「はじめてミネショに行く人が知りたいであろう事をなるべく書く」という点に注意しながら書いてるつもりです。
混み具合とか、何時に到着するのがベストか、とか。
もともとこのブログは自分のコレクションしている石の目録代わりに書き始めましたが、
石に興味が無い人が、少しでも興味を持ってくれたらいいなと思って作ったという側面もあります。
そういう点に注目して冒頭でリンクを貼った、前回の池袋ショーのレポート記事を見返してみたんですが
マジでろくな事書いて無いですね。
本当にすみません。
今年は金土の午前が異常に混雑しただとか、
パンフレットが不足していただとか、ホントどうでもいい。
そんな今年限定のハプニング書いたって来年度以降に参加しようと思って記事見てくれている人に一切のメリット無いですよね。
もっと、こう、池袋駅から歩く場合のルートとか
早く着きすぎたとき時間潰せる場所とか、
効率的な回り方とかそういうの書くべきでした。誠にごめんなさい。
というワケで、今回の記事に関してもクソの役にも立たない池袋ショーでの購入品紹介なんですが
せめて価格と購入店も開示しながら紹介するので
「池袋ミネラルショーではコレくらいの石がコレくらいの値段で買えるのかぁ」
程度の参考になれば幸いです。
今回紹介する石は3点、 トルマリン トルマリン トルマリン です。
3点ともトルマリンですね。
ではまず早速一点目から。
トルマリン、またはエルバイト、日本語で言うとリチア電気石です。
産地はラベルの通りアフガニスタン。クナールです。
トルマリンの産地として非常に有名な地域ですね。
更に詳細な地域が一行目に書いてありますが何と読むかわかりません。
ダラ?アイ?ピーチ?ペグマタイトフィールドでしょうか。まぁいいや。
サイズは非常に小粒で長さ10mm前後です。
写真だとちょっと伝わりにくいんですが、根本のほうがブルーで上がグリーンのバイカラー結晶っぽくなっています。
というか、これ買ってきて家に着いてから思い出したんですが
この記事で紹介している、横浜ミネワで買ったトルマリンと同じものですね。
ダブってしまいました。まぁでもダブったらダメってルールないしどっちも綺麗なんでOKです。
みんなちがってみんないい。石ってそうでしょ?
価格は1,000円でした。
購入は「タケダ鉱物標本」さんからです。
前回の記事でも書きましたが、タケダさんは池袋ショーに出店する際
1,000円均一コーナーを作ってくれるんです。そのコーナーに並んでる石は定価が2,000円でも3,000円でも全部1,000円。
このトルマリンも定価は2,000円でした。
まぁ実際コレを定価で買うかって言ったらちょっと悩みどころですが、1,000円で買えるなら余裕で買っちゃいますね。
余談ですが、去年の池袋ショーでタケダさんの1,000円均一コーナーに並んでたアラゴナイトの標本、
↑↑こちらの記事で紹介しているヤツなんですが、
今年は定価で売られていました。在庫減ってきたからでしょうか?
去年1,000円で購入できたものが、今年買ったら6,000円ですよ!
つくづく石の値段って結構ガバガバだなぁと思います。
ソレ故に掘り出し物を買えた時の喜びも一入なんですけどね。
次、二点目です。
トルマリン、またはエルバイト、日本語で言うとリチア電気石です。(2回目)
こちらもアフガニスタン産ですが、地域がちょっと違いますね。
なんて書いてあるかわかりませんがディストリクトだけ辛うじて読めます。
なので、産地はクナール以外のどっかの地域です。
こちらのトルマリンは透明度が高いんですが非常に淡い色合いです。
薄味ですね。料理で言うとお出汁の風味をよく効かせて味付けはちょこっとのタイプのヤツ。
私は味の素ドバー、焼き肉のタレドバー、にんにくドサー、マヨネーズぶりゅりゅりゅー、みたいな味が好きなので好みと合わないかと思いきや
石に限ってはこういう上品な感じのやつも大好きです。
話を戻しますが、このトルマリン色自体は非常に淡いんですが、よく見るとバイカラーで
中心部はピンク色、その周りは青色となっています。写真だとわかりにくいですね。
肉眼だともうちょいハッキリみえるんですが・・・。
これも値段は1,000円でした。
購入も1点目と同じく「タケダ鉱物標本」さんから。
定価は3,000円のものでしたがこちらも1,000円均一品。本当にありがとうございます。
ところで再度余談になるんですが、最近こういうサムネイルサイズの小さい鉱物標本が好きになってきました。
もともとキャビネットサイズみたいなデカイのはそんなに趣味じゃなかったんですが
小さい標本が整然と並べられてるのって良いですよね。ミニチュアの博物館みたいで。
何より小さい石はデカイ石より安いですから。私に優しいです。
タケダさんの所でもっと沢山買ってくればよかったと今更後悔してます。
このトルマリンと同じくらいのサイズのエメラルド柱状結晶が3,000円で売ってたんですよ。
悩んだ挙げ句買わなかったんですが、惜しいことをしました・・・。
最後、三点目です。
ネギみたいですね。でも下の部分は白じゃなくて淡いピンク色です。
例によって写真だとちょっとわかりにくいですが・・・。
産地はまたもやアフガニスタン。
地域については、ラベルに「ピーチクマール」と書いてありましたが何かよくわかんないです。調べてもあんまり出てこないですし。
一点目のトルマリンと同じ所でしょうか?
それとこのトルマリン、ラベルの名称は
「パライバトルマリン柱状結晶」となっていたんですがコレどうみてもパライバではないですよね。
というか、アフガニスタンでパライバって産出しましたっけ?
別にパライバだと思って買ったわけじゃないんでどうでもいいんですけどね。
この標本、色は薄いものの綺麗にバイカラーで上から見ると見事なウォーターメロントルマリンです。
サイズ感もそこそこあって欠けもなく非常に良い標本なんですが
その分お値段の方もアレでした。
価格は13,300円です。チョトタカイネ。ただ後悔はしてません。モノは良いので。
っていうかそもそもトルマリンって高すぎるんですよ。また余談になっちゃいますけど。
なんでトルマリンの標本ってあんなに高いのばっかりなんですか?
まぁまぁ綺麗でまぁまぁ大きい程度のヤツでも平気で5万超えてきたりしますよね。
とてもとても私のような凡夫が手を出せるようなもんじゃありません。
精々サムネイルサイズか、がんばってコレくらいのネギ買うのが精一杯です。
話を戻します。
こちらの標本を購入したのは「㈲ニューウェーブ」さんです。
お店の方が気さくな初老の紳士で、物色していたら話かけてきてくれて色々説明をして下さいました。
普段はこういう標本は卸売りでロフト?だか東京サイエンス?だかに売っていると仰ってました(うろ覚え)
コロナ不況で現金化したいからナントカカントカとの事でしたが、まぁそういう事情はさておき
物色中に話しかけてくれるのは「私は」嬉しいです。
コミュ力がダニのクソ程も無い私にとってこちらから話かけるというのは非常にハードルが高いので。その流れでこっちが聞きたい事とかも色々聞けますしね。
逆に「物色中に話しかけられると集中できないからやめてほしい」って人も居るみたいなので接客って難しいですね。
なんにせよありがとうございました。
という事で、いかがだったでしょうか?
今年の池袋ショーの帰り際、超りっぱな標本を3点くらいまとめ買いして現金で37万くらい支払ってるとんでもない初老の富豪夫婦が居たんですが
そんなお金がなくても、たとえ予算が1万円でもミネショは本当に楽しめます。
決して「予算の多さ=楽しさ」ではありません。
見るだけでも楽しいので、少しでも石に興味を持った人は是非入場無料のショーから行って見て下さい。
ではまた。
次回記事書きました!