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アイドリングストップは本当に「エコ」で「経済的」か?

こんにちは。

いつも宝石と鉱物と旅行とたまにキャンプの話しかしてない脳足りんおじさんな私ですが

ちょっと今回はエコカーについて真剣に考えてみました。

 

最近の車はハイブリットがかなり勢力を伸ばしてきており、

ガソリン車でも大体の車、というかほぼ全てってレベルで

アイドリングストップ

の、機能が搭載されてますよね。

私は大学時代、環境についてわりと真面目に学んできたので商業ベースで言う「エコ」とか「環境配慮」が大嫌いです。

なので今回「アイドリングストップ機能」が本当にエコか実体験から検証してみました。

 

さて、実体験という事で、当然私のカーライフをベースに検証を行ったワケですが

私の乗っている車は「ミライース」です。

厳密に言うと、ミライースの2011年型、アニバーサリーモデル?とかいうやつです。

これを新車で購入しすでに10年近く乗っています。

 

ミライースも当然アイドリングストップ機能が搭載されており、バッテリーはアイドリングストップ車専用のものが使われています。

この専用のバッテリー、普通のものと比べてかなり割高な価格設定です。

恐らくアイドリングストップ機能の為に頻繁に給電と充電を繰り返す過酷な使用方法になるので高い耐久力が求められ、結果値段も高くなるんでしょうけど。

 

ここからが私の体験談ですが、

私がミライースを購入し乗り始め、最初の2年位はアイドリングストップ機能をちゃんと使ってました。

その結果、1回目の車検(1回目は3年後)を待たずしてバッテリーが消耗し交換する事になりました。

1回目のバッテリー交換後、私は「これ本当にエコか?」と疑問に思い、アイドリングストップ機能を一切使わないようになりました。

その結果、現時点で前回交換時からバッテリーの交換は一度も行ってません。

その結果、驚異の8年目までバッテリー無交換で走り続けています。自分でもびっくりです。

整理します

 

1回目のバッテリー交換 新車から2年(2万キロ)程

2回目のバッテリ交換  2年目から10年目現在まだ行わず(現在9万5千キロ)

 

と、こういう事になります。

アイドリングストップを使用すると2年で交換(私の場合です)

アイドリングストップを使用しないと7年以上バッテリーが使える・・・。

エコとは???

みたいな結果になってます。

 

ここまでで、当然「だってアイドリングストップ中はガソリン使わないから、結果的にガソリン浮いた分でエコだし経済的なんでしょ?」って思う方もいるかもしれませんが、

それに疑問を呈したい!!

たぶんね~、エコは一旦置いておくにしても経済的にはアイドリングストップせずにバッテリー長持ちさせたほうが

経済的な気がするんですよねぇ~。

 

という事で調べてみました。

 

まず1つ目にアイドリングストップでどのくらいガソリンが節約できるか?

という所ですが、調べてみると

・10分間で0.15~0.20L

・2000ccの車で10分あたり0.13L

等の記事が発見できました。

まぁ、概ねそんな所なんでしょう。ミライースは軽自動車(660cc)なので、上記の情報から

かなり多く見積もっても10分間アイドリングストップする毎に0.1L程度のガソリン節約になると過程します。

 

2つ目に、ガソリン車はエンジン始動の際に最も多くガソリンを消費します。

つまりアイドリングストップをした後の再始動でも多くのガソリンを使うワケですが

調べてみた所、アイドリングストップを5~10秒程度すると

再始動に消費するガソリンアイドリングストップで節約できたガソリン

になるそうです。

なので、5秒と仮定してもミライースのエンジン始動1回にかかるガソリンは

0.00017Lという事になりますね。

 

さて、私は毎日通勤で片道約10km車に乗ります。年間にすると約7,000km

休日に使用する分で年間約3,000km

合計で年間約1万km走行しています。

 

通勤1回あたりでアイドリングストップした場合、その合計時間は通勤往復1回で

約5分程度です(かなり多く見積もってます。実際はもっと少ないです)

平均停止回数は3回程なので、以上から

0.05-(0.00017*3)=0.04949Lのガソリンを節約できる事になります。

・・・計算しといてナンですが、キリのいいところで0.05Lとしておきましょうか。

 

1回で0.05Lということは出勤日240日(年間休日125日で計算。多分もうちょいあるはず)

で計算すると、平日だけで年間12Lの節約になります。

 

一方休日はというと、こちらは1日あたり平均して24Kmの走行をしている計算になります。

休日の方がアイドリングストップする機会が多いと仮定して、

平日の約3倍である1回につき15分アイドリングストップできたとしましょう。

そうすると1日あたりの節約料は0.15Lとなります。

これに日数をかけると、休日のみの年間節約料は18.75Lとなります。

 

合計するとアイドリングストップをする事で、

年間約30Lのガソリンが節約できる計算になりますね。

 

ガソリンの価格は現在¥120/L程ですから、年間の節約額は3,600円程です。

 

まとめます!

バッテリーの交換費用をネットで買って自分でやった場合で8,000円

お店に頼んだ場合15,000円とすると

 

アイドリングストップをして、2年に1回バッテリー交換を行った場合

【自分で】

(8000/2)-3600=400 年間400円の負担

【お店で】

(15000/2)-3600=3900 年間3900円の負担

 

となります。

一方アイドリングストップをせず、8年に1回バッテリーを交換した場合は

【自分で】

8000/8=1000 年間1000円の負担

【お店で】

15000/8=1875 年間1875円の負担

 

という結果になりました!

つまり、自分で安くバッテリー交換できる人はアイドリングストップしたほうが得!

お店で頼んでやってもらってる人は、しないほうが得!

という事になりますね。

但し!自分で交換する場合も1年あたりたった600円程度の得をするために

エンジンにかなりの負担がかかるアイドリングストップ(停止からの再始動)を繰り返して

エンジン寿命を縮める事が果たして是かどうか?という所ではありますが。

 

エコに関しても、ガソリンが燃焼する時に発生するSOXやNOXでの環境汚染より

バッテリーを製造・処理する時に発生する環境負荷のほうが断然高いと思いますので

個人的な意見ですが1つのバッテリーを長く使ったほうが環境負荷は低いんじゃないかと思います。

 

という事でいかがだったでしょうか!

なんとなくの思いつきでサッと計算してみただけですので

詰めの甘い部分や間違いがあるかもしれませんが

エコの半分はエゴでできているという事が数字として現れる結果となりました。

みなさんもアイドリングと一緒に思考まで停止せず、よく考えてみると実は損してるかもしれませんよ。