前回のおでかけはこちら
こんにちは。
緊急事態宣言が解除され、各観光地も活気が戻ってきた的な事を伝える一方
完全に収束していないのに外出が増える事を危惧していますね。
なんかもう一回くらい感染数爆発しそうですが、いい加減どこにも行けずに家で腐ってるフラストレーションも限界に来てるんでしょう。
誰も彼も。
緊急事態宣言解除されたけど、完全に収束してないからまだ油断はできない!
と思う一方で、まぁ平気でしょいろんな施設も再開しはじめたしっていう考えを優先したくもなります。心情的に。
って事で行ってきました宇都宮動物園。
栃木のB級スポットです。ホームページを見る感じだとちゃんとした動物園っぽくはありますが
この後B級スポットのB級たる所以を知ることになります。
車を走らせる事2時間くらい。殆ど森と住宅しか無い土地にポツンと動物園はありました。
宇都宮動物園に到着してまず目を引くのがこの謎のロボ。
なんでロボなんでしょう。一応胸元に「宇都宮動物園」って書いてアピールしてますね。
入場する前から既にB級の風格を匂わせてきます。
駐車場の横に入場門があり、少し進むとチケット売り場です。
チケット売り場手前のフェンスに手書きの地図っぽいものも貼ってありました。
地図・・・なんですかね?
B級スポットあるあるですけど、大体看板や掲示類を手書きで済ませますよね。多分お金がないんでしょう。
再度ゲートがありました。
動物の絵がなんというか個性的です。端的に言うと可愛さの欠片も無いです。
2つ目のゲートの先はチケット売り場です。
大人は1,400円でした。動物園としては高めというか、ぶっちゃけ高い部類です。
かの有名な北海道の旭山動物園ですら1,000円以下ですからね。
それとチケットに描かれている動物の表情がどいつもこいつも人をイラつかせる感じです。
「え?1,400円も払って俺ら見に来たの?なんで?」みたいな。
入場してまず最初の見世物は「廃墟」です。
入って即廃墟ゾーンって斬新すぎるでしょ。一旦期待値を最低まで落としておいて本命の動物でグッと上げる作戦か?
廃墟の感じを見るに、昔はプレイランド的なものがここにあったんでしょう。
しかし不況の煽りを受けて規模縮小。そんな所でしょうか。
おごれる人も久しからず、盛者必衰の理ですね。
入ってすぐ、右手は廃墟ですが左手はプールになってます。
時期的にやってませんでしたが夏場はプールも利用できるみたいですね。
しかしプールはまさかの別料金。1,400円も取っておいて別料金。
入口入って即廃墟を見せつけてくるくせに料金設定だけはやたら強気です。
廃墟ゾーンを抜けると売店ゾーンに出ます。
売店の建物も半分廃墟化してますけどね。売店ではお土産売ってますが
どこの動物園でもありがちなぬいぐるみ等が売ってるだけだったのでスルーします。
ところでこの動物園、至る所に謎の看板が貼ってあります。
例によってクオリティ低めの手書き看板が。
工務店だったり造園だったり、なんかのお店だったり・・・。
コレは何なんでしょう?スポンサーですかね?意図がわかりません。
まず最初に出迎えてくれるのがホワイトタイガーとハイエナです。
ホームページや掲示物を見る限りこの園のイチオシがこのホワイトタイガーなんでしょう。
当然と言わんばかりにまず最初の一番目立つ場所にいました。
ハイエナはぐったりしてました。頭のデカイ犬みたいで可愛かったです。
ライオンは檻目前の所で寛いでいたので間近で見ることができました。
猫科の動物は全員すっごい暇そうです。
あとオシッコを飛ばすそうです。
タヌキいました。
タヌキ自体は珍しくもなくそこら中で目撃できますが、
そこら辺で目撃できるタヌキってほぼ例外なく
「車に跳ねられてゲームオーバーになってるタヌキ」なんですよね。
生きたのを間近で見る機会はあんまり無いんでいい機会でした。
タヌキは顔がかわいいよ。
おっさんみたいな座り方でおっさんみたいにケツかいてたニホンザル。
人を見るとよってきて何かをねだるヤツ。
ラマ?リャマ?なんかそういう感じのヤツです。
人懐こい動物はそれだけでかわいいです。
不穏な名前のリスザルがいました。このご時世だからでしょうか
名前の由来説明というか言い訳が凄まじかったです。
キリンも「なんかくれ」してきます。
油断して結構近づいてたら舌が眼前にビローンと伸びてきてビビりました。
舌なげぇ!
ヤギも「なんかくれ」状態です。
瞳孔が四角くて怖いんじゃ・・・。
なんか草食動物は結構な確率で「なんかくれ」状態になってるんですが
この動物園も餌付け体験ができるので、人がくると「餌がもらえる」と刷り込まれてるんでしょうね。
ちなみに私達が訪れた時にはもう餌は売り切れになっていました。
ゾウもいました。一匹だけで寂しくないのかな。
あとウンコの迫力が凄いです。
ウマかポニーか、なんかそういうヤツです。
牧場ゾーンみたいな所にいました。
触れるんですが、あんまり調子こいてると噛まれます。
近くで調子こいてたバカなおっさんが肩をガッツリ噛まれて
「痛ってぇ!!」って叫んでました。
その後園内で見かける間ずーっと肩を押さえてたんでかなり痛かったんでしょうね。
プレーリードッグは2匹いたんですが、そのうちの1匹が
この体制のままピクリとも動きませんでした。
茫然自失というか、自我崩壊というか・・・とにかくそんな雰囲気でした。
自宅帰ったら家が燃えてた・・・みたいな表情でしたよ。
ちなみにもう一匹の方は
脱走への一筋の希望を信じてケージの角を一心不乱に掘り続けてました。
なんか下半身だけ毛刈りされた、
もしくは下半身だけ外科手術で別の動物のキメラにされた羊がいました。
まぁ間違いなく前者でしょうが、それにしてもなんで下半身だけ・・・?
悪ふざけか?
ミニブタです。全員魂抜けちゃってますね。
おっさんも展示されてました。
このおっさん達は、写真のおっさんも含め興奮時はウンコ投げてくる変態性癖の持ち主だそうで
騒いでる時は近づかないで下さいとの注意書きがありました。
この時は幸い理性を保ってたようです。
他にも動物は沢山居たんですがきりがないので割愛します。
さて、この宇都宮動物園ですが感想としては
「2度とは行かないだろうな・・・」という感じでした。
まず入場料がやたらと高いというのが1つ目のダメな点。
規模としては以前
こちらの記事で紹介した動物園と同等くらいです(動物の種類とか)。
広さに関して言えばおそらく10分の1程度でしょう。割とゆっくり回っても1時間で全ての動物を見物できてしまいました。
それなのに料金は3倍近い開きがあります。
同じレベルで料金3倍なら、そりゃ安い方行きますって。
2つ目にダメな点は
「なんか薄汚い」です。
全体的に掃除とか整理が行き届いて無くて園全体が薄汚いんですよ。
ゾウガメの飼育舎がガラス張りだったんですが、硝子が汚すぎて外から見えないレベルでした。
顔をギリギリまで近づけて見て、なんとか中にゾウガメがいるっぽい事を確認できるレベル。
その他の動物の檻の中も、なーんか薄汚いです。
「掃除はやってるけど、ルーチンから外れた部分の掃除は一切しない。」
みたいな雰囲気を感じます。
廃墟ゾーンがポツポツ存在するのと薄汚いのが相まって「寂れてる感」が凄いです。
とは言え、寂れ感が突き抜けてるわけじゃないので
「廃墟じゃんwwwこれで金とるのかよww」っていうネタ的な楽しみ方もできません。
圧倒的に人手も金も足りないんでしょうね。
必然的に動物にとってもいい環境とは言い難いと思います。ホワイトタイガーなんか結構ガリガリだったんですが、大丈夫なんでしょうか?
3つ目は「動物が少ない」って点です。
なんか1種類あたりの動物の個体数が少ないんですよ。さっきも書きましたがゾウなんか1匹しかいないんですよ。
ペンギンなんかも少なかったなぁ・・・。
沢山いればいいってもんじゃないんですけど、なんかスカスカ感が拭えません。
他の来園者も同じ印象だったらしく、ニホンザルを見てる時に隣にいたおばちゃんが
「なんか少ないね」って呟いてました。
普段群れを作らない動物は単独でもいいかもしれませんが、群れる動物はそれなりの数を一緒に飼育してあげてほしいですね。
という事でいかがだったでしょうか!
宇都宮動物園、気になる人は1回行ってみてもいいんじゃないでしょうか?
私はオススメしませんが!
次かきました